ドナルド・フェイゲンの発言に思うこと
2013年1月13日 音楽ドナルド・フェイゲンが「以前はレコードを売って生計を立てていたが、今はそれができず、コンサートの収益が主な収入源である」と発言している、と青山陽一がリツイートした小野島大のツイートで知る(ややこしい)。
大学生だったころ、レコード盤からCD盤への移行期が到来した。新譜はレコード・CD・カセットテープの三形態で出された。また、既発レコードのCD化も始まった。
CD化にあたっては、サイズがちいさくなってジャケットの趣をそぐとか、デジタルは色気がないとか、否定的な意見も多かった。わたしは寮生活をしていてレコードプレーヤーを持てなかったから、CDの手軽さがありがたかった。
そのころ初めて、渋谷のタワーレコードへ行ってみた。まだ確か、東急ハンズの近くのビルの二階にあったような気がする。わたしにも渋谷をうろうろしていた時代があったのだ。今となっては我ながら信じられない。
渋谷はいっとき、夢のようなところだった。規模も品ぞろえもさまざまなCDショップがたくさんあった。お目当てのCDを買ったあと、他の店舗へも必ず行った。雑誌で見たCDを試聴したり書籍を何冊も立ち読みしたり、何時間いても飽きない。本当に楽しい場所だった。
今となっては我ながら、迷惑なお客である。
何故最近、以前のようにCDを買わなくなってしまったのだろう。
旧作品の怒涛のリイシューがひと段落したせいか。
あのセロファンを剥がすのが、ついに面倒になったのか。
音楽自体に関心がなくなってしまったからか。
新しい音楽に、わたしがついていけなくなったからか。
高校生のころは、ほとんど毎日本屋さんに寄り道していた。
本が好きだったというより、本屋さんが好きだったのだな。
今はネットで本が買えるが、だからといって、それは本屋さんのかわりにはならない。
なんだか「ラジオスターの悲劇」みたいな話になってしまうな。
ドナルド・フェイゲンは昨年来日した。コンサートにとても行きたかったのだけど、他のことを優先させたので行かなかった。
行こうと思えば無理なことではなかったが、行かなかった。
何をおいても、という気持ちがなくなっているのだな。
ドナルド・フェイゲン、新作が昨年出ているのだった。聴かないと。
大学生だったころ、レコード盤からCD盤への移行期が到来した。新譜はレコード・CD・カセットテープの三形態で出された。また、既発レコードのCD化も始まった。
CD化にあたっては、サイズがちいさくなってジャケットの趣をそぐとか、デジタルは色気がないとか、否定的な意見も多かった。わたしは寮生活をしていてレコードプレーヤーを持てなかったから、CDの手軽さがありがたかった。
そのころ初めて、渋谷のタワーレコードへ行ってみた。まだ確か、東急ハンズの近くのビルの二階にあったような気がする。わたしにも渋谷をうろうろしていた時代があったのだ。今となっては我ながら信じられない。
渋谷はいっとき、夢のようなところだった。規模も品ぞろえもさまざまなCDショップがたくさんあった。お目当てのCDを買ったあと、他の店舗へも必ず行った。雑誌で見たCDを試聴したり書籍を何冊も立ち読みしたり、何時間いても飽きない。本当に楽しい場所だった。
今となっては我ながら、迷惑なお客である。
何故最近、以前のようにCDを買わなくなってしまったのだろう。
旧作品の怒涛のリイシューがひと段落したせいか。
あのセロファンを剥がすのが、ついに面倒になったのか。
音楽自体に関心がなくなってしまったからか。
新しい音楽に、わたしがついていけなくなったからか。
高校生のころは、ほとんど毎日本屋さんに寄り道していた。
本が好きだったというより、本屋さんが好きだったのだな。
今はネットで本が買えるが、だからといって、それは本屋さんのかわりにはならない。
なんだか「ラジオスターの悲劇」みたいな話になってしまうな。
ドナルド・フェイゲンは昨年来日した。コンサートにとても行きたかったのだけど、他のことを優先させたので行かなかった。
行こうと思えば無理なことではなかったが、行かなかった。
何をおいても、という気持ちがなくなっているのだな。
ドナルド・フェイゲン、新作が昨年出ているのだった。聴かないと。
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