休暇を取って出かけた話 その一
2016年5月3日 趣味
あの人出をなにかほかに生かせないかなといつも思う
東京都美術館「若冲展」2016年4月22日から5月24日まで
そうとう早い電車で向かい、チケットは到着前に調達しながら、
入場30分待ち。すごいな若冲。
敷地を有効活用し、テーマパーク方式でお客さんを並ばせる。
入場口付近で飲料水のサービス。
商業地の小さい美術館では開催できないなあ、と思った。
動植綵絵と釈迦三尊像を以前に京都で見たときもなかなかの人出だったが、まあすごい。
これらは広い展示室の壁にぐるりと掛けられていて、絵の前には殆ど動きのない人だかり。
まさに人は石垣。
展示室中央の椅子に座った人たちは、遠くからいらしたんですねー、と語らっていた。
お人形がお散歩しているような「伏見人形図」が見られて嬉しかった。
野菜が悲しそうな「果蔬涅槃図」は、架け替え前で見られなかった。
帰るときに見たら、入場まで80分待ちになっていた。
上野公園では旨いものイベントをやっていて、外国の人もたくさんいた。
蟹をわしわし食べている家族がいたが、彼の地でも蟹って食べるのかな。
東京都美術館「若冲展」2016年4月22日から5月24日まで
そうとう早い電車で向かい、チケットは到着前に調達しながら、
入場30分待ち。すごいな若冲。
敷地を有効活用し、テーマパーク方式でお客さんを並ばせる。
入場口付近で飲料水のサービス。
商業地の小さい美術館では開催できないなあ、と思った。
動植綵絵と釈迦三尊像を以前に京都で見たときもなかなかの人出だったが、まあすごい。
これらは広い展示室の壁にぐるりと掛けられていて、絵の前には殆ど動きのない人だかり。
まさに人は石垣。
展示室中央の椅子に座った人たちは、遠くからいらしたんですねー、と語らっていた。
お人形がお散歩しているような「伏見人形図」が見られて嬉しかった。
野菜が悲しそうな「果蔬涅槃図」は、架け替え前で見られなかった。
帰るときに見たら、入場まで80分待ちになっていた。
上野公園では旨いものイベントをやっていて、外国の人もたくさんいた。
蟹をわしわし食べている家族がいたが、彼の地でも蟹って食べるのかな。
クロスオーバーイレブンなう
2015年1月3日 趣味泣けるほど懐かしい
NHK FMで、ロジャー・ニコルズの特番を聴いた。
昨夜と今夜の放送だったようだ。
わたしが聴いたのは、今夜の分だけ。
ロジャーも選曲に関わったらしいアンソロジーに加え、
番組のために収録されたメドレーと本人の挨拶という豪華版。
番組が終わり、風呂入るかと思ったら、「クロスオーバーイレブン」のテーマが始まり、びっくりした。
期間限定の特番なのかなあ。
ラジオって、自由だな。
一曲目が「ホワイトルーム」なのが、また泣ける。
NHK FMで、ロジャー・ニコルズの特番を聴いた。
昨夜と今夜の放送だったようだ。
わたしが聴いたのは、今夜の分だけ。
ロジャーも選曲に関わったらしいアンソロジーに加え、
番組のために収録されたメドレーと本人の挨拶という豪華版。
番組が終わり、風呂入るかと思ったら、「クロスオーバーイレブン」のテーマが始まり、びっくりした。
期間限定の特番なのかなあ。
ラジオって、自由だな。
一曲目が「ホワイトルーム」なのが、また泣ける。
これらは観賞用に作られたものなのだろうか?
昨日の記述、FM東京で放送されたのはわたしが見た翌日の20日のライヴだ。念のため。
もはや行きつけ美術館と化した佐野美術館へ行ってきた。
「超絶技巧!明治工芸の粋」(2014年12月23日まで)
なんといってもお目当ては、安藤緑山の牙彫である。
昨年5月25日放映「美の巨人たち」(テレビ東京)にて、度肝を抜かれた感のある、象牙彫刻作品群。
先に行われた東京展では、おのれの目を疑ってか、ガラスケースに近づきすぎて頭を打つ人多数だったと聞く。
まさかわたしも頭を打つとは思わなんだが。
もっとも、頭を打ったのは、牙彫ではなくて金工だったのだがな。
細密な仕事ぶりを作品横のルーペから覗こうとしたのだが、置かれた角度がいまいちわたしの背丈に合わなかったのである。
というほどに、金工にしろ七宝にしろ、細かい。
香炉に施された、立体的な鶏や蝸牛。器にこまごまと散らされた、一面の蝶。
これは実用とされたのだろうか。
お花の絵が描かれた花瓶にどんな花を生けるのかね、と聞いたところ、
同行の母いわく、「そのまま置いておくんじゃないの」とのこと。
掛け軸みたいなものなのだろうか。
薩摩焼というものを初めて見たが、帯のような渦巻模様に、花びっしり、蝶びっしり、大名行列、とこれまたこまかーく描かれている。
金属部品でできた蛇や昆虫、鯉などの「自在」。
その名のとおり、とぐろを巻かせたり脚を曲げたり、鯉ならば体をしならせたりできる。
高級な指ハブみたいなものか?違うか。
なににするものだったんだろう。
展示品に蒔絵の「残菜入れ」というものがあった。
「食事の席で食べ残しや骨などを入れて持ち帰るためのもの」との説明が。
お招きの必携アイテムだったらしい。
母は「ざんしょいれ」と言っていたそうだ。
持って帰るのだね。知らなんだよかあちゃん。
安藤緑山の作品は、聞きしに勝る素晴らしさだった。
蜜柑にしろ玉蜀黍にしろパイナップルにしろバナナにしろ筍にしろ、むしろ完成度が高すぎて驚嘆の声も上がらない。
「あ、バナナね。バナナだね」という感じだ。
母に「これは象牙でできており、彩色をしてあって」と説明したところ、びっくりしたのか帰りに茄子の牙彫のポストカードを買っていた。
これらも、いったいなににするために作られたのだろう。
もっとも驚嘆の声を集めていたのは、刺繍絵だった。
金の絹糸でまつられた孔雀絵屏風は圧巻だ。
絢爛豪華をまさしく地で行く作品である。
こういうのは、きっとお金がある人の邸宅に飾られたのだろうな。
しかし、蜜柑やバナナはいったい・・・。
安藤緑山の謎は深まるばかりである。
ついでと言ってはなんだが、韮山反射炉へも寄ってきた。
目にする機会の少ない工芸品の数々を見られたし、来年は本多忠勝「蜻蛉切」の展示もあるし、なかなかラッキーである。
ラーメン激戦区にも近いしな。
昨日の記述、FM東京で放送されたのはわたしが見た翌日の20日のライヴだ。念のため。
もはや行きつけ美術館と化した佐野美術館へ行ってきた。
「超絶技巧!明治工芸の粋」(2014年12月23日まで)
なんといってもお目当ては、安藤緑山の牙彫である。
昨年5月25日放映「美の巨人たち」(テレビ東京)にて、度肝を抜かれた感のある、象牙彫刻作品群。
先に行われた東京展では、おのれの目を疑ってか、ガラスケースに近づきすぎて頭を打つ人多数だったと聞く。
まさかわたしも頭を打つとは思わなんだが。
もっとも、頭を打ったのは、牙彫ではなくて金工だったのだがな。
細密な仕事ぶりを作品横のルーペから覗こうとしたのだが、置かれた角度がいまいちわたしの背丈に合わなかったのである。
というほどに、金工にしろ七宝にしろ、細かい。
香炉に施された、立体的な鶏や蝸牛。器にこまごまと散らされた、一面の蝶。
これは実用とされたのだろうか。
お花の絵が描かれた花瓶にどんな花を生けるのかね、と聞いたところ、
同行の母いわく、「そのまま置いておくんじゃないの」とのこと。
掛け軸みたいなものなのだろうか。
薩摩焼というものを初めて見たが、帯のような渦巻模様に、花びっしり、蝶びっしり、大名行列、とこれまたこまかーく描かれている。
金属部品でできた蛇や昆虫、鯉などの「自在」。
その名のとおり、とぐろを巻かせたり脚を曲げたり、鯉ならば体をしならせたりできる。
高級な指ハブみたいなものか?違うか。
なににするものだったんだろう。
展示品に蒔絵の「残菜入れ」というものがあった。
「食事の席で食べ残しや骨などを入れて持ち帰るためのもの」との説明が。
お招きの必携アイテムだったらしい。
母は「ざんしょいれ」と言っていたそうだ。
持って帰るのだね。知らなんだよかあちゃん。
安藤緑山の作品は、聞きしに勝る素晴らしさだった。
蜜柑にしろ玉蜀黍にしろパイナップルにしろバナナにしろ筍にしろ、むしろ完成度が高すぎて驚嘆の声も上がらない。
「あ、バナナね。バナナだね」という感じだ。
母に「これは象牙でできており、彩色をしてあって」と説明したところ、びっくりしたのか帰りに茄子の牙彫のポストカードを買っていた。
これらも、いったいなににするために作られたのだろう。
もっとも驚嘆の声を集めていたのは、刺繍絵だった。
金の絹糸でまつられた孔雀絵屏風は圧巻だ。
絢爛豪華をまさしく地で行く作品である。
こういうのは、きっとお金がある人の邸宅に飾られたのだろうな。
しかし、蜜柑やバナナはいったい・・・。
安藤緑山の謎は深まるばかりである。
ついでと言ってはなんだが、韮山反射炉へも寄ってきた。
目にする機会の少ない工芸品の数々を見られたし、来年は本多忠勝「蜻蛉切」の展示もあるし、なかなかラッキーである。
ラーメン激戦区にも近いしな。
モンティパイソン再結成
2013年11月23日 趣味第一報は相方さんが発見
再結成ライヴでローンが返せるとかなんだとか。
住宅ローンがあるのか。
会見の動画を視聴。
舞台上、なぜか知らねど自分じゃない名札を前に着席するパイソンズの面々。
「ボリス・ジョンソン氏の登場です」と紹介されるや、絶対ロンドン市長じゃない人が乗った自転車がパイソンズの後ろを猛スピードで走り去り、急ブレーキとともにがっしゃーんとぶつかる音。
「エリックとマイケルがあとどのくらい生きるか次第」と語る、ジョン・クリーズの席に座ったエリック・アイドル。
スペインの記者の質問に対し、マイケル・ペイリンがすかさず「スペイン異端宗教裁判にかけられるとは思わなかったな」。
「僕は世界中旅行していて忙しくて」とマイケル・ペイリンが自分のことを話すと、「君はテリー・ギリアムだ」と窘めるエリック・アイドルの席に座ったテリー・ジョーンズ。
わりと最近の、と言っても10年前になるが、パイソンズ参加の仕事で印象的なのが、「コンサート・フォー・ジョージ」。
ジョージ・ハリソンの追悼コンサートに登場し歌ったのが、「シット・オン・マイ・フェイス」。
DVDではなぜかここだけ字幕がついて、えげつない歌詞がまるわかりという。
この時の「ランバージャック・ソング」の森林警備隊に、トム・ハンクスが混じっていたのも有名な話だ。
ロンドン五輪の閉会式にエリック・アイドルが登場した時、実況のアナウンサーが「アーティスト」と紹介していたのが、なんとなく不思議だった。
再結成ライヴ、来年6月1日だそう。
喧嘩別れなどしませぬように。
再結成ライヴでローンが返せるとかなんだとか。
住宅ローンがあるのか。
会見の動画を視聴。
舞台上、なぜか知らねど自分じゃない名札を前に着席するパイソンズの面々。
「ボリス・ジョンソン氏の登場です」と紹介されるや、絶対ロンドン市長じゃない人が乗った自転車がパイソンズの後ろを猛スピードで走り去り、急ブレーキとともにがっしゃーんとぶつかる音。
「エリックとマイケルがあとどのくらい生きるか次第」と語る、ジョン・クリーズの席に座ったエリック・アイドル。
スペインの記者の質問に対し、マイケル・ペイリンがすかさず「スペイン異端宗教裁判にかけられるとは思わなかったな」。
「僕は世界中旅行していて忙しくて」とマイケル・ペイリンが自分のことを話すと、「君はテリー・ギリアムだ」と窘めるエリック・アイドルの席に座ったテリー・ジョーンズ。
わりと最近の、と言っても10年前になるが、パイソンズ参加の仕事で印象的なのが、「コンサート・フォー・ジョージ」。
ジョージ・ハリソンの追悼コンサートに登場し歌ったのが、「シット・オン・マイ・フェイス」。
DVDではなぜかここだけ字幕がついて、えげつない歌詞がまるわかりという。
この時の「ランバージャック・ソング」の森林警備隊に、トム・ハンクスが混じっていたのも有名な話だ。
ロンドン五輪の閉会式にエリック・アイドルが登場した時、実況のアナウンサーが「アーティスト」と紹介していたのが、なんとなく不思議だった。
再結成ライヴ、来年6月1日だそう。
喧嘩別れなどしませぬように。
見切り発車小説 その1
2013年10月12日 趣味わたしは社長。名前は、いちおうある。
それはまだ語らない。
「今度リオちゃんがデビューするでしょおねマスの、CD予約しといてよ」
専務の但馬が立ち上がる。
「リオちゃんて、前にもデビューしませんでしたか?CD出してますよね。社長持ってますよね」
わたしは言う。
「何回だってするさデビュー。今度の曲はどんなかなー。前のよかったよねー。プロモかっこよくてさー。さすがりおっち。タイトルだけ見ると、ロッドのカヴァーかねえ」
「えっ!」
「どした、近江課長」
「ロッドって、NBAのデニス・ロッドマンすかっ!歌出してんすかっ?」
「ちげえよ。知らねえよ」
「するってえと」
「なんだい米沢係長」
「アメリカのあの伝説的テレビシリーズの脚本家でありホストとしても出演、放映時の声の吹き替えを、ムーンライダーズの鈴木慶一・博文の父である鈴木昭生が担当したという」
「ピンポン」
「社長!」
「ロッド・サーリング!って、んなわけねえだろ」
今どきの若い奴らは、ロッド・スチュアートも知らないのだ。
わたしは世代間格差というものに、いささかの怖れを抱いた。
「あ、あの社長」
新採の松阪だ。
「ウィキペディアでは『ロッド・スチュアート』ですとですね、『ロッド・スチュワート』へ転送されます」
わたしはマネジメントというものに、いささかの不安を覚えるのだった。
それはまだ語らない。
「今度リオちゃんがデビューするでしょおねマスの、CD予約しといてよ」
専務の但馬が立ち上がる。
「リオちゃんて、前にもデビューしませんでしたか?CD出してますよね。社長持ってますよね」
わたしは言う。
「何回だってするさデビュー。今度の曲はどんなかなー。前のよかったよねー。プロモかっこよくてさー。さすがりおっち。タイトルだけ見ると、ロッドのカヴァーかねえ」
「えっ!」
「どした、近江課長」
「ロッドって、NBAのデニス・ロッドマンすかっ!歌出してんすかっ?」
「ちげえよ。知らねえよ」
「するってえと」
「なんだい米沢係長」
「アメリカのあの伝説的テレビシリーズの脚本家でありホストとしても出演、放映時の声の吹き替えを、ムーンライダーズの鈴木慶一・博文の父である鈴木昭生が担当したという」
「ピンポン」
「社長!」
「ロッド・サーリング!って、んなわけねえだろ」
今どきの若い奴らは、ロッド・スチュアートも知らないのだ。
わたしは世代間格差というものに、いささかの怖れを抱いた。
「あ、あの社長」
新採の松阪だ。
「ウィキペディアでは『ロッド・スチュアート』ですとですね、『ロッド・スチュワート』へ転送されます」
わたしはマネジメントというものに、いささかの不安を覚えるのだった。
読んだ雑誌を記録する レコードコレクターズ7月号
2013年6月29日 趣味今、ロックを聴くのはおっさんだけか?
否、おばはんも聴くぞ。
今号の特集は「1967-1975 英国ロック/ポップの名曲ベスト100」。
67年は、わたしが生まれた次の年だ。
75年といえば、「Gメン’75」
予告ナレーションが必ず「ハードボイルド、Gメン’75」ではじまるのだが、ハードボイルドが解らなかった。
あと、「75」の前につく「’」も不思議だった。
テーマ曲の「面影」は、よくカラオケで歌うがな。
「ペッパー警部」が76年だ。
だから、100曲に挙げられている曲は、すべて後追い。
後追いとはいえ、殆どを聴いたことがあるのは、ヒットした後の何年も、ラジオでよくかかった曲ばかりだからなのだろう。
リバイバルした曲もたくさんある。
ヒットの度合いがゆるぎないのだ。
50位のスレイド「カモン・フィール・ザ・ノイズ」は、クワイエット・ライオットのカヴァーヒットで知った曲だ。
全く関係ないが、クワイエット・ライオット、Wikipediaによれば、「少女うっとりバンド」と呼ばれた時代があったそうで。
特集に関連した奥田英朗と大鷹俊一の対談が面白い。
大鷹 スレイドは実はけっこう思い入れのあるバンドで…
奥田 えっ!?そうなんですか。
大鷹 好きなんですよ。
奥田 あのバカっぽさが?
youtubeに見るスレイドは、格好はグラムっぽくて意味不明だし、曲だって、まあ、バカっぽいって言えばバカっぽい。
でも、心底楽しげだ。
オアシスもカヴァーしているとは知らなかった。
そんなしかめっ面で歌われてもねえ。
後ろ手組むなよ、こんな歌で。
歌詞に限って言えば、今回のチャートで一番バカっぽいのは「ハイウェイスター」だと思う。
否、おばはんも聴くぞ。
今号の特集は「1967-1975 英国ロック/ポップの名曲ベスト100」。
67年は、わたしが生まれた次の年だ。
75年といえば、「Gメン’75」
予告ナレーションが必ず「ハードボイルド、Gメン’75」ではじまるのだが、ハードボイルドが解らなかった。
あと、「75」の前につく「’」も不思議だった。
テーマ曲の「面影」は、よくカラオケで歌うがな。
「ペッパー警部」が76年だ。
だから、100曲に挙げられている曲は、すべて後追い。
後追いとはいえ、殆どを聴いたことがあるのは、ヒットした後の何年も、ラジオでよくかかった曲ばかりだからなのだろう。
リバイバルした曲もたくさんある。
ヒットの度合いがゆるぎないのだ。
50位のスレイド「カモン・フィール・ザ・ノイズ」は、クワイエット・ライオットのカヴァーヒットで知った曲だ。
全く関係ないが、クワイエット・ライオット、Wikipediaによれば、「少女うっとりバンド」と呼ばれた時代があったそうで。
特集に関連した奥田英朗と大鷹俊一の対談が面白い。
大鷹 スレイドは実はけっこう思い入れのあるバンドで…
奥田 えっ!?そうなんですか。
大鷹 好きなんですよ。
奥田 あのバカっぽさが?
youtubeに見るスレイドは、格好はグラムっぽくて意味不明だし、曲だって、まあ、バカっぽいって言えばバカっぽい。
でも、心底楽しげだ。
オアシスもカヴァーしているとは知らなかった。
そんなしかめっ面で歌われてもねえ。
後ろ手組むなよ、こんな歌で。
歌詞に限って言えば、今回のチャートで一番バカっぽいのは「ハイウェイスター」だと思う。
連休にやりたいこと それは風呂掃除 というかカビとり
どうみてもティッシュボックスカバーにしか見えないこれ(写真)は、化粧ポーチである。
手芸店で一揃い買ってきてちくちく縫ってみた。
両サイドのリボン(ファスナーの上げ下げのとき、掴むところ)が長くなりすぎ。
さて。年に数回の楽しみである「完成!ドリームハウス」(テレビ東京)、敷地は広いのに地盤が悪い、というところまで見て、入浴。
風呂から上がってテレビをつけたら、びっくり。
外壁がガラス。
内壁もガラス。
違うな、えーと、あれはなんというのだ。
外壁(ガラス)はあるが内壁は貼られていない。
基礎がおおむね、ものすごく低い。
壁の断熱材がない。
柱はあるのか?
そもそも主体構造はなに?
ちゃんと見ればよかった。
地元局での放映が待たれる。
どうみてもティッシュボックスカバーにしか見えないこれ(写真)は、化粧ポーチである。
手芸店で一揃い買ってきてちくちく縫ってみた。
両サイドのリボン(ファスナーの上げ下げのとき、掴むところ)が長くなりすぎ。
さて。年に数回の楽しみである「完成!ドリームハウス」(テレビ東京)、敷地は広いのに地盤が悪い、というところまで見て、入浴。
風呂から上がってテレビをつけたら、びっくり。
外壁がガラス。
内壁もガラス。
違うな、えーと、あれはなんというのだ。
外壁(ガラス)はあるが内壁は貼られていない。
基礎がおおむね、ものすごく低い。
壁の断熱材がない。
柱はあるのか?
そもそも主体構造はなに?
ちゃんと見ればよかった。
地元局での放映が待たれる。
今はテレビがラジオのような
起きている間は殆どラジオを聴いていた時代があった。
AMラジオでは、芸能人がDJの、15分くらいの帯番組を畳み掛けるように放送していた。現在も基本的編成は同じなのかもしれない。
松田聖子を初めて知ったのも、テレビではなくてラジオだった。
毎週欠かさず見ていた「ザ・ベストテン」で、それまで出演を拒んでいた甲斐バンドがNHKFMから中継で出演したことがあった。
なんか、甲斐よしひろが酔っ払っていたような覚えがある。
出演拒否って、流行っていたんだな。「短時間では思いが伝わらない」とかなんとか、ミュージシャンシップみたいなもののせいで。
あれはなんだったんだろう。
くだんの番組「サウンドストリート」をはじめて聴いたのは、ちょうど改変期だった。
月曜日を担当していた松任谷正隆の最終回、「来週の月曜日、一度だけNHKFMに来る、そのとき、聴取者から届いた手紙を貰って帰る」などと言い、未練たっぷり(のように聴こえた)。
ちなみに当時、松任谷正隆が何をしている人なのか、わたしは知らなった。
その翌週、度肝を抜かれた。
佐野元春の一回目。
この人はなにか運動しながら喋っているのか、と思った。
一回目はたしか、スタジオライヴだったんだ。
それにしても独特の語り口調。歌っているようとも言えるが、落ち着きないとも言える。
いきなり"I wanna be with you tonight"とか口走るし。
そりゃびっくりするわ、中学生。
喋り方が誰かに似ていると思ったら、オールナイトニッポンで、中島みゆきの次の第二部を担当していた、糸居五郎に似ていた。
「サウンドストリート」はよく聴いていた。甲斐よしひろの後水曜日を担当した烏丸せつこがビジネスの「痛いマイハート」を気に入ってよくかけていたり、チャクラを初めて聴いたりした。下積み感の薄いあたらしいバンドが、たくさん出てきた。
いま考えれば、ニューウェイヴの頃だったんだな。
兄がアンテナを立てたので、初めて民間FMを自宅で聴けるようになった。
ラジオCMが鮮明な音声で流れて、とてもびっくりした。
「山下達郎サンデーソングブック」をたまに聴くと、そのときのことをなぜか思い出す。
中学時代後半、ビルボードチャートというものの存在を知り、ラジオ関東(ラジオ日本)の「全米トップ40」を毎週聴き始める。
と同時に、ラジオ関東の番組で、アニメーションの声優の番組など聴いて、よけいな知識をつけ始める。
しかしラジオ関東は、その後人気番組をどんどん放送終了させてしまい、なぜこんなことをするのかな、ととても不思議だった。
大学生になってもラジオを聴いていたけれど、一番熱心に聴いていたのは「ニッポン放送ショーアップナイター」だった。
今はラジオを殆ど聴かない。
起きている間は殆どラジオを聴いていた時代があった。
AMラジオでは、芸能人がDJの、15分くらいの帯番組を畳み掛けるように放送していた。現在も基本的編成は同じなのかもしれない。
松田聖子を初めて知ったのも、テレビではなくてラジオだった。
毎週欠かさず見ていた「ザ・ベストテン」で、それまで出演を拒んでいた甲斐バンドがNHKFMから中継で出演したことがあった。
なんか、甲斐よしひろが酔っ払っていたような覚えがある。
出演拒否って、流行っていたんだな。「短時間では思いが伝わらない」とかなんとか、ミュージシャンシップみたいなもののせいで。
あれはなんだったんだろう。
くだんの番組「サウンドストリート」をはじめて聴いたのは、ちょうど改変期だった。
月曜日を担当していた松任谷正隆の最終回、「来週の月曜日、一度だけNHKFMに来る、そのとき、聴取者から届いた手紙を貰って帰る」などと言い、未練たっぷり(のように聴こえた)。
ちなみに当時、松任谷正隆が何をしている人なのか、わたしは知らなった。
その翌週、度肝を抜かれた。
佐野元春の一回目。
この人はなにか運動しながら喋っているのか、と思った。
一回目はたしか、スタジオライヴだったんだ。
それにしても独特の語り口調。歌っているようとも言えるが、落ち着きないとも言える。
いきなり"I wanna be with you tonight"とか口走るし。
そりゃびっくりするわ、中学生。
喋り方が誰かに似ていると思ったら、オールナイトニッポンで、中島みゆきの次の第二部を担当していた、糸居五郎に似ていた。
「サウンドストリート」はよく聴いていた。甲斐よしひろの後水曜日を担当した烏丸せつこがビジネスの「痛いマイハート」を気に入ってよくかけていたり、チャクラを初めて聴いたりした。下積み感の薄いあたらしいバンドが、たくさん出てきた。
いま考えれば、ニューウェイヴの頃だったんだな。
兄がアンテナを立てたので、初めて民間FMを自宅で聴けるようになった。
ラジオCMが鮮明な音声で流れて、とてもびっくりした。
「山下達郎サンデーソングブック」をたまに聴くと、そのときのことをなぜか思い出す。
中学時代後半、ビルボードチャートというものの存在を知り、ラジオ関東(ラジオ日本)の「全米トップ40」を毎週聴き始める。
と同時に、ラジオ関東の番組で、アニメーションの声優の番組など聴いて、よけいな知識をつけ始める。
しかしラジオ関東は、その後人気番組をどんどん放送終了させてしまい、なぜこんなことをするのかな、ととても不思議だった。
大学生になってもラジオを聴いていたけれど、一番熱心に聴いていたのは「ニッポン放送ショーアップナイター」だった。
今はラジオを殆ど聴かない。
ちょっと前にあったできごとを記録する
2013年3月20日 趣味あったかくなってきました
何をやってもうまくいかない日、というのがある。
「あしながおじさん」の中で、寝坊から始まってろくなことがなかった日の、不意うちの筆記試験のくだりがある。
試験は、黒板に書かれた詩について説明をせよ、というもの。
その詩というのが、十刷ではこう。
「われは何をも求めず/何をも拒まざりき
わが生存を代金として支払えば/偉大なる商人はほほえみぬ。
ブラジル?商人はわが方も見やらず/ボタンをくるくる廻しつつ
マダムよ今日は何ぞほかに/ごらんに入るるもの候わずや?」
百刷はこうだ。
「私は何もほしがらず/何もことわりませんでした
代金として私の生存を支払うと/偉大なる商人はほほえみました
ブラジル?商人は私の方を見もせず/ボタンをくるくる回しながら
奥様今日は何かほかに/お目にかけるものはございませぬか」
なんだか解ったような解らないような。
しいて言えば、十刷のほうが詩らしい気がする、というくらい、詩というものが解らないわたしである。
この詩は作者の創作なのだと思っていたが、そうではなかった。
ネットで検索すると、いろいろな人が話題にしていた。
アメリカの詩人エミリー・ディキンソンの作品だそうである。
学生の頃、ディキンソンをモデルにした一人芝居「アマーストの美女」を見た。(上演期間 1987年10月20日~25日、PARCO SPACE PART 3)
お芝居が好きだったのではなく、ディキンソンのファンだったわけでもなく、たまたまである。
出演は岸田今日子。
岸田今日子は好きな女優だ。
当時すでにベテランで、テレビではいつも淡々としている印象だったが、間近で見ると、一人芝居ということもあってたいへんな熱演だった。
岸田今日子の出演ドラマで忘れがたいのが、「秘密の花園」だ。
これは日曜日の昼下がりに唐突に放映された単発ドラマで、母(岸田)と姉妹(小林聡美と京野ことみ)に姉の不倫相手(塚本晋也)が登場するお茶の間コメディ。
エンディングに何故か、小林聡美がドレス姿で「ろくでなし」を歌っていた(確か)。
塚本晋也の益体なさ加減が素晴らしくて、もっとテレビに出てほしいと思ったのだ。
岸田今日子が亡くなったとき、本当に惜しいと思った。
ディキンソンは、死後に作品が世に出た人である。生涯単身で、ひっそりと暮らしたが、情熱的な詩をたくさん残しているそうだ。その生涯については、最近になってからも新聞で研究結果が報じられていた。
観劇も読書も、特別わたしの趣味ではない。
仕事が忙しいと新聞を読む時間もないまま一日が終わってしまい、時間があればなあ、と思ったりする。
が、そのわりに仕事がひと段落しても、とくに何もしないまま終わってしまったりする。
意識的に情報を得ないとだめですな。「ぴあ」とか読まないと。
ないのか、「ぴあ」
何をやってもうまくいかない日、というのがある。
「あしながおじさん」の中で、寝坊から始まってろくなことがなかった日の、不意うちの筆記試験のくだりがある。
試験は、黒板に書かれた詩について説明をせよ、というもの。
その詩というのが、十刷ではこう。
「われは何をも求めず/何をも拒まざりき
わが生存を代金として支払えば/偉大なる商人はほほえみぬ。
ブラジル?商人はわが方も見やらず/ボタンをくるくる廻しつつ
マダムよ今日は何ぞほかに/ごらんに入るるもの候わずや?」
百刷はこうだ。
「私は何もほしがらず/何もことわりませんでした
代金として私の生存を支払うと/偉大なる商人はほほえみました
ブラジル?商人は私の方を見もせず/ボタンをくるくる回しながら
奥様今日は何かほかに/お目にかけるものはございませぬか」
なんだか解ったような解らないような。
しいて言えば、十刷のほうが詩らしい気がする、というくらい、詩というものが解らないわたしである。
この詩は作者の創作なのだと思っていたが、そうではなかった。
ネットで検索すると、いろいろな人が話題にしていた。
アメリカの詩人エミリー・ディキンソンの作品だそうである。
学生の頃、ディキンソンをモデルにした一人芝居「アマーストの美女」を見た。(上演期間 1987年10月20日~25日、PARCO SPACE PART 3)
お芝居が好きだったのではなく、ディキンソンのファンだったわけでもなく、たまたまである。
出演は岸田今日子。
岸田今日子は好きな女優だ。
当時すでにベテランで、テレビではいつも淡々としている印象だったが、間近で見ると、一人芝居ということもあってたいへんな熱演だった。
岸田今日子の出演ドラマで忘れがたいのが、「秘密の花園」だ。
これは日曜日の昼下がりに唐突に放映された単発ドラマで、母(岸田)と姉妹(小林聡美と京野ことみ)に姉の不倫相手(塚本晋也)が登場するお茶の間コメディ。
エンディングに何故か、小林聡美がドレス姿で「ろくでなし」を歌っていた(確か)。
塚本晋也の益体なさ加減が素晴らしくて、もっとテレビに出てほしいと思ったのだ。
岸田今日子が亡くなったとき、本当に惜しいと思った。
ディキンソンは、死後に作品が世に出た人である。生涯単身で、ひっそりと暮らしたが、情熱的な詩をたくさん残しているそうだ。その生涯については、最近になってからも新聞で研究結果が報じられていた。
観劇も読書も、特別わたしの趣味ではない。
仕事が忙しいと新聞を読む時間もないまま一日が終わってしまい、時間があればなあ、と思ったりする。
が、そのわりに仕事がひと段落しても、とくに何もしないまま終わってしまったりする。
意識的に情報を得ないとだめですな。「ぴあ」とか読まないと。
ないのか、「ぴあ」