朝日新聞連載 プロメテウスの罠「ローンを減らせ」

福島県で自らも被災した司法書士さん。原子力発電所から近距離のため、事務所へ顧客資料も取りに行けない、成年後見人を務める顧客が、どこにいるのかもわからない、という中で、なんとか職務上の使命を果たそうと奔走するさまが描かれていた。
判断の基準がない中であっても、最良の選択ができるようになることが、危機管理だ。


金井美恵子 「金井美恵子エッセイ・コレクション[1964-2013]1 夜になっても遊びつづけろ」平凡社 2013

図書館で借りた。
巻頭、著者22歳のポートレート。真紅のドレスを着て長めのおかっぱ頭の、一見お人形のようだが、床の間の違い棚みたいなところに、体は横に向け、顔だけ正面を向いて頬杖をついている。
著者16歳の投稿や、デビュー以来のエッセイを読むと、読者が馬鹿にされたように感じる、というのは、まさにその通りだと思う。
そう感じない人は、よほど自分に自信があるか、単なる鈍感だ。

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