サッカーのワールドカップ大会が近づくと、ナンシー関の書いたコラムを思い出す。
サッカーなどとともに思い出されて、ナンシー関もさぞや心外だろう。
わたしも、忸怩たる思いでいっぱいである。

ナンシー関 「語りあかそう」 河出文庫 2104

南伸坊、林真理子、中野翠、近田春夫、みうらじゅん、東海林さだお、群ようこ、川勝正幸、小田嶋隆、との対談集。

テレビに出ている人の醸す違和感を語るナンシーに対し、「だって、あの子、いい子だよー」というおじさまたちが微笑ましい。

微笑ましい、としか総括できぬ。

みうらじゅんが、「蛭子さんのつぎにくるのはタキモト」と言っているが、きたのか、タキモト。
それを聞いてあげている、ナンシー関。

ナンシー関は、意外と聞いてあげている人だ。
きっと対談相手は、気分よく対談していたんだろう。

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