ギリギリ、蜻蛉切
ギリギリ、蜻蛉切
会期はあすまで


佐野美術館 「初公開の矢部コレクション ひとの縁は、ものの縁」

沼津の実業家、矢部利雄さんのコレクションだ。
乗り物酔いがひどく、殆ど沼津から出ないままに蒐集したとのこと。

室町期の漆工芸、供物台や盆などの滑らかな曲線から、当時の技術がすでに高水準だったことがわかる。
画風にほのぼのとした魅力のある池大雅、蝶を見上げる猫の姿がなんとも言えない渡辺崋山。さすが御当地、白隠さんの絵もあった。

なんて言いながら、一番びっくりしたのは、人出である。
すごい人出。
いつもはのんびりムードの発券エリア、今日は三人体制だ。
ちょっとピリピリ。

会場内では、行列ができていた。

さすがのビッグネームである。

思えば槍というものを、こんなにまじまじと見たのは初めてだ。
こんな形状なんですなあ。

蜻蛉切はぴかぴかに輝いていた。

他の刀剣も由緒のあるもので、「一」と一文字銘の入った太刀など、信長由来の品々も。
連れて行っていただき、ありがとうでした。

美味しいランチと美味しいディナーで、うれしい休日であったよ。

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