夏の歌 その2

2013年8月8日 音楽
Squeeze "This summer" (1995)
アルバム「リディキュラス」収録。

前作のアルバム「サムファンタスティックプレイス」(1993)は名曲揃いの名盤で、宿願の来日公演も果たしたのだった。
「アナザーネイルインマイハート」で始まったこの公演を、わたしは死んでも忘れないよ。

そして「リディキュラス」。
このアルバムを聴いて何故か、終わりの始まり、という言葉が浮かんだ。

まあ、結果的に、終わらなかったのだが。
でもまあ、98年のアルバム「ドミノ」の後は、グレンはソロ活動を精力的に行っていく。

「リディキュラス」に、そこはかとない閉塞感を感じたわたしであるが、後年、"This summer"のプロモーション映像を見て、ありゃ、と思った。

ないよ閉塞感。
勘違いか?

空気を入れて膨らませるピコピコハンマーで、なぜかお互いの頭をリズミカルにはたきあう、グレンとクリス。

ロンドンで見た二人の短いライヴでは、怪しげな会場に集まった善男善女のおっさんおばさんが、"Electric trains"を熱唱していた。

クリケットのバットでギターごっこをするという歌詞は、イギリスならでは。

クリス・ディフォードは飛行機嫌いだ。

次は船で来ておくれ。