NHK-FM 今日は一日プログレ三昧3

長い曲が多いから、尺がすぐ埋まっちゃうのかな。めでたい3回目。

こうして改めて機会を設けないと、なかなかラジオでかからない、プログレ。
だって曲が長いんだもの。
ニューウェイヴ全盛期にラジオをよく聴いていたわたしには、あんまり馴染みがないのだ。

プログレッシブロックに対するわたしの印象。

1.演奏している人が、賢そう
インストが多いからくだらないことうっかり歌詞にして莫迦にされなくて済むし(「ハイウェイスター」参照)、ピアノとかヴァイオリンとか、まっとうな音楽教育を受けた人がやってそう。学歴高めな感じがする。
見た目は、まあいろいろなんだが、ロバート・フリップなんて、仮にインタビューしたりしたら、まともに答えてくれないか、憐れんですっごい丁寧に教えてくれるか、どっちかだなあ。きっと。
ま、受けてくれないだろう、わたしのインタビューは。

2.聴いている人が、賢そう
バンド名もアーティスト名も長い。複雑。
UKはその短さに驚愕したものだ。だって2文字だぜ。
イタリアとかギリシャとかの聞きなれない名前が出てきたりもする。「デメトリオ・ストラトス」とかな。
そういうのをうっかり間違えて覚えるのが、わたしであるのだが。
アルバムタイトルもちょっと宇宙的だったり神話的だったりするわけでしょう。具体例が出てこないが。きっとそうだ。
邦題は邦題マニアには堪らないものがあるが、原題が解らないのでちょっと研究の余地がある。

3.曲がとにかく長い
本日のプログラムの幕開けが、マイク・オールドフィールド「チューブラーベルズ」だ。フルで聴いたの初めて。といっても、何ヴァージョンも録音しているわけだが。
音数多い、楽器の種類多い。構成がクラシック音楽みたい(小並感)。
曲が進んでくると、出だしがどんなだったか、思い出せない。
その割にドラムがどたばたしているのはなぜだろう。
ジャズロックみたいなのは、リズム隊もスマートなんだけどな。

と、全般的に学究的というか、賢い感じである。

そんなに音楽雑誌で頻繁に取り上げられた記憶もないわけで、取り上げたら取り上げたでマニアックになるわけだし、ファンの人が語りたくなるわけである。

「ピーチズエンレガリア」は、やっぱりアンサンブルモデルンに聴きなじんでしまったなあ。あのスピード感はたまらないなあ。

1曲め 
エマーソン・レイク&パーマー「聖地エルサレム」
 栗コーダーのアルバム「蛙のガリアルド」に収録済。違和感なし

2曲め
「笛でやるのはいかがなものか」

キングクリムゾン「太陽と戦慄パート2」
 タイトル告げるや、場内(笑)
 ウクレレ・フィーチャー

3曲め
「来日公演を見てフルートを始めようと思った」(川口)
「あ、始めていたんですね、これからではなくて」(栗原)

ジェスロ・タル「魔女の約束」
 ピアニカ、アコースティックギターに、ディジュリドゥ?
 トラッドの要素が共通するせいか、納得の演奏

4曲め
ピンク・フロイド「アスアンドゼム」
 人力エコー
 時折何故か場内(笑)

「ここまでは大丈夫なんですよ」

5曲め
「川口さんの楽器に注目」
「音、薄いですよ」
「『トランスヨーロッパエキスプレス』って言葉に注目してください」
「超特急じゃないです」シベ超じゃない

クラフトワーク「ヨーロッパ特急」
 口琴フィーチャーの「トランスヨーロッパエキスプレス」が聴きもの
 クラフトワーク、プログレなんだね

6曲め
「有名だけど演奏するのが恥ずかしい曲」
「キーボードの人が大活躍している曲」

フォーカス「悪魔の呪文」
 超絶!口三味線!
 ウクレレソロ
 口笛を吹こうとしている栗原さん

「結成20年になるが初めてのことばかり」
「ちょっとむなしい」むなしいのか

7曲め
「これはたいへんにいい曲」

ジェントルジャイアント「シンクオブミーウイズカインドネス」
 落ち着いたアレンジ
 ほんとうにいい曲

8曲め
「最後の曲です」場内えー?「大丈夫結構長い」「長くて有名」
「恐ろしい企画に参加してしまいましたね」
「リハに10時間」

イエス「ラウンドアバウト」
 ほんとうに有名曲
 完璧なアレンジ、ウクレレソロすげえ
 スティーヴ・ハウに聴かせたい
 ビル・ブルフォード(ブラッフォードとは言わないらしい)にも聴かせたい