今日の鹿島さん

2013年10月1日 TV
「まちかど情報室」の鹿島アナ。
今日着ている服の構造が、よく分からない。
青と白の横縞ワンピースの腰回り、と言うより胸の下辺りに、20センチくらいのフリルが。
色はブロンズっぽい。
フリルというより、シャンプーハット的な。
さすがの鹿島アナも、衣装に負けていた。
思わずメモ。

ちょっとあまロス。

NHKでなければ実現しなかったドラマ「あまちゃん」。

配役だけ見ると、テレビ朝日金曜23時台のドラマみたいだ。
民放9時台で、あんな配役はむしろ難しい。
エグザイルの誰かとかお笑い芸人の誰かとか、解りやすい人をつい混ぜてしまうだろう。
ややもすれば奇抜ととられそうな脚本にしても、スポンサーへの配慮がいらないNHKならばこそだと思う。

丁寧なロケーション撮影も、NHKの朝ドラという金看板が後押しした部分があったかもしれない。

15分という短いパッケージでCMが入らないから、視聴者にゆっくり考える間を与えず、会話の軽快さが活きる。
そのスピード感が、「あれはいったいなんだったんだ…」という余韻をもたらす。

リアスのシーン、シトコム感が楽しかった。

能年玲奈と橋本愛の演技が、なんだか「ガラスの仮面」の北島マヤと姫川愛弓のようだった。

能年玲奈がたまに同じ服を着ているのが、なんか良かった(絣の例のやつのことではない)。
オープニングのジャンプのシーンと最終回の最後に着ていた黄色いシャツとか、結んだボウタイがプリントされたシャツとか。

喜屋武ちゃんの今後に期待。

家で食事をとるときは、必ず新聞を膝に載せている。

別に食べこぼしを溜めるためではなく、新聞を読みながらごはんを食べたいのだ。

これには深層心理が働いているのであって、我が家は常に食堂のテレビがついているのだが、テレビであんまり気の乗らないトピックを放送しているとき、気が乗らないのにテレビが気になり、不本意な食事時間を過ごしたくないからである。

書いていて、何のことだか判らない。我ながら。

まあ、新聞なぞ見ながらものを食べれば食べこぼしもするわけで、床に落ちるのを未然に防ぐという心強い働きを結果的に見せてくれるのが、新聞である。

日曜日のお楽しみは書評欄である。
今日の朝刊に気になる本があったので、仕事の帰りに書店に寄った。
何十年も通っている書店である。
文庫の並びは心得ている。

東京創元社、創元社、創元社と…

ない。

ハヤカワの隣にあるはずの創元推理文庫が、並んでいない。
というか、ハヤカワも、いつものところにない。

文庫の棚の、真ん中へんにそれらはあったのだが、棚ごとラノベに取って代わられていた。

まあいいんだが。
いいんだが、何故ない創元。


ヒュー・ジャックマンにいい印象しかないのは、わたしだけではないらしい。

「シネマトゥデイ」の、ヒュー・ジャックマンの人柄がよいため、パパラッチにも親しく接して貰った、という記事の書き出し。

「いい人で知られるヒュー・ジャックマンが…」

ワールドスタンダードらしい。
tvk「秋の洋楽祭り」

リクエストしてやったぜ。
一曲も採用されなかったけどな。

The raybeats "Jack the ripper"
Ali Thomson "Take a little rhythm"
Iron Maiden "The prisoner"
Hindu love gods "Raspberry beret"
Kate Bush "Babooshka"

アイアンメイデンとケイト・ブッシュは、かかるかと思ったけどなあ。
TOTOなら"99"、ティアーズフォーフィアーズなら"Shout"、クラウデッドハウスは"Weather with
you"がよかったなあ。

あとになってみれば、何故流行したのかよく覚えていない曲というのが、歴代のトップ40ヒットのなかにある。
ボブ&ダグ・マッケンジーの"Take off"は、カナダの兄弟(という設定?)のコメディアン二人組が歌った1982年のヒット曲だ。
なんでアメリカ(合衆国)でヒットしたのかは、きっと英語版ウィキペディアに書いてあるが、もう寝なければならぬ。

歌詞の中に"great white north"という言葉が出てきて、これはカナダのことをいうのだと、「全米トップ40」で聴いた記憶がある。
歌の中身は知らないが、なんか素敵だなあ、と思った。

ああ今いつなのかわからない(グランドファーザーズ「異常な夜 貴重な月」)

10月である。
10月も半ばである。
洗濯物が乾き放題。

猿が捕まらなくて、困っているそうだ。
6月頃から野生の猿が出没、通行人に抱きついたり噛みついたり。
保育園の園舎に入り込んだりしているそうだ。

幼稚園の頃、通園路沿いの民家の飼い猿に、膝の下をひっかかれた。
ちょっかいだそうとしたこちらが全面的に悪いのだ。
ひっかかれたあとが、40年以上たった今もごくわずかに残っている。

子供のころ読んだ物語に、日本の鬼が貨物船に紛れ込んでロシアへ連れて行かれてしまった、というお話があった。
世界の文学全集の、ソ連・東ヨーロッパ編かなにかに入っていた。
この結末がまったく記憶になく、いろいろ調べているが、全く手がかりがない。

それはともかく、猿に遭遇した人たちの心中察するもあまりあるが、猿の心中も察するにあまりある。
なにゆえ人里に下りてきて活動しているのだろう。
猿の話を聞いてみたいものだ。
わたしは社長。名前は、いちおうある。

それはまだ語らない。

「今度リオちゃんがデビューするでしょおねマスの、CD予約しといてよ」
専務の但馬が立ち上がる。
「リオちゃんて、前にもデビューしませんでしたか?CD出してますよね。社長持ってますよね」
わたしは言う。
「何回だってするさデビュー。今度の曲はどんなかなー。前のよかったよねー。プロモかっこよくてさー。さすがりおっち。タイトルだけ見ると、ロッドのカヴァーかねえ」

「えっ!」
「どした、近江課長」
「ロッドって、NBAのデニス・ロッドマンすかっ!歌出してんすかっ?」
「ちげえよ。知らねえよ」

「するってえと」
「なんだい米沢係長」
「アメリカのあの伝説的テレビシリーズの脚本家でありホストとしても出演、放映時の声の吹き替えを、ムーンライダーズの鈴木慶一・博文の父である鈴木昭生が担当したという」
「ピンポン」
「社長!」
「ロッド・サーリング!って、んなわけねえだろ」

今どきの若い奴らは、ロッド・スチュアートも知らないのだ。
わたしは世代間格差というものに、いささかの怖れを抱いた。

「あ、あの社長」
新採の松阪だ。
「ウィキペディアでは『ロッド・スチュアート』ですとですね、『ロッド・スチュワート』へ転送されます」

わたしはマネジメントというものに、いささかの不安を覚えるのだった。
アメリカ下院で16日夜、法案採決のまっただなか、おもむろに速記官が叫んだそうだ。

「くけー!!」

学級崩壊である。
Ry Cooder and Corridos Famosos "Live in San Francisco" 2013

たまたま立ち読みした「ストレンジデイズ」のCDレビュー欄を見なければ、リリースされていることを知らなかったアルバム。
ありがとう!「ストレンジデイズ」。立ち読みなんかしてすまなかった…。

まだ4曲目までしか聴いていないが、今年一番の名盤だ。

近年、まるで長い物語のような、メッセージ性の高いアルバムが続いていたライ・クーダー。
このアルバムは、初期のアルバムに多く取り上げられている、彼が、そしてアメリカがルーツとしている音楽をふたたび取り上げたライヴである。
収録日は、2011年8月31日と9月1日。
会場は、グレイトアメリカンミュージックホール、"Show Time"(1977)と同じだ。

「レコードコレクターズ」11月号のインタビューでは、メキシコの音楽「バンダ」との出会いがこのライヴのきっかけだったと語っている。
ライ本人が語るには、メキシコで150年の歴史がある大編成のバンドスタイルの音楽だが、ホーンの導入と、ポップ音楽のコードを用いるのが最近の傾向とか。
このライヴでは、La Banda Juvenilというバンドと共演している。

これは、と思う音楽との出会いを、常に大切にしているんだなあと思った。
多くの人に長く愛され親しまれている音楽が、大好きな人なんである。

昔の音楽であっても、基本的な感情は変わらない、そこに現代も共感が生まれる、とライは語っている。また、例えば「自警団員」"Vigilante man"のように、そこに歌われている古い時代の人々の苦難が、現代アメリカが抱える問題点となんら変わりないとも言っている。

賑やかなバンドと、それに負けないライのヴォーカルが力強い。
トークも楽しい。英語だからあんまり判らないけどな。
"Wooly Bully"で、ライの"Uno,dos,one two three cuatro"というカウントにびっくり。いいなあ。使おう。
ゲストはフラーコ・ヒメネス。御年72歳くらい(収録当時)。ライ曰く、フラーコは体調万全ではなかったらしいが、大丈夫か。

ドラムスは息子のヨアキム。ジャケットにあしらわれた写真は妻のスーザン・タイトルマンによる。家族で仲がいいな。

かつて沖縄の音楽にアプローチしたライだが、なんでも最近は河内音頭がお気に入りなんだと。本当に、大勢の人が楽しんでいる音楽が好きなんだなあ。

インタビューで、「福島についてのレコードを作りたい」と語っている。
目を向けるべきことに目を向けてそらさない姿勢が、素晴らしいと思う。

参考:「レコードコレクターズ2013年11月号」2013、「レコードコレクターズ増刊アメリカン・ロックvol.1」1992 ミュージックマガジン
プリンタから出てきた紙を束ねて綴じる機械が、職場にある。
時々紙が詰まる。

同僚(推定20歳代前半)が、詰まった紙を取り除こうと、まず横扉を開いた。
紙が見つからず、そばにいたわたしが、上扉を開いた。
紙、ありました。
同僚が上扉閉じる→横扉閉じる。
と、閉じ方が甘かったか、横扉閉じた途端、上扉がパカッと跳ね上がった。

同僚苦笑い。
わたし「ドリフのコントみたいだねー(笑)」

誰の反応もない。

なんですか。ここは年末恒例の「笑ってはいけないシリーズ」オフィス編ですか。

ま、同僚は芸術家肌だし、やってても見ないからなドリフとか、たぶん。

別の日。

ある機械が、サーバ問い合わせ中のまま、進まなくなった。
原因が解らず、エンジニアさんに来て貰う。

わたし「これって解りやすく言えばインターネットが繋がりにくいって感じっすか?」
エンジニアさん「ま、そうですね」

わたし「じゃ、ガンガンガン速とか入れたらどうすかねー(笑)」

笑っているのはわたしだけ。
アローンインザ機械部屋。

なんですか。ここは年末恒例の以下略。

ま、エンジニアさんは毎日なんとかして野球中継見ようってタイプじゃないですし。

職場エレジー。
「NHKオリンピック中継テーマソングが決定した」と今朝のNHKおはよう日本で報じられた。
「今回はどんな感動を伝えてくれるのでしょう」みたいなコメントで、アナウンサーがコーナーをしめた。

それって報道かよ。あ、NHKからのお知らせか。

いつの頃からか、わたし的にはあんまり趣味じゃないバラードっぽい曲を、競技の中継だの結果だのニュースのオリンピックコーナーだのを放送するたびに流すようになった。
それでまさにパブロフの犬がごとく、曲を聴くたびにあの感動を思い出すというわけか?

感動させる装置としての音楽。
つまらないなあ。
オリンピックが嫌いじゃないだけに残念だ。

トワ・エ・モアが歌った「虹と雪のバラード」は、1972年の札幌オリンピックにあわせて作られた、オリンピックのテーマソングだ。
わたしがこの曲を好きなのは、オリンピックに対する憧憬や期待、札幌という街の様子が、素直な言葉で歌われているからだ。
決して大げさな歌ではないし、トワ・エ・モアの歌唱も割と淡々としている。
歌ってみると、結構難しい曲なのだがな。
歌ってみると、開催当時の人々の期待感を思って、なんともじんわりと感じ入るものがある。


本日のテレビと言えば、1秒も見なかったがTBSのドラフト特番、いたいけな、先のある若者の人生をなんだと思っているのだ。
これを制作した人は、小泉今日子が読売新聞に寄稿した「あまちゃんを終えて」を読んでみてはどうか。
ジェフ・ベックって人はきっと、ギターの一部分なんだ。
あるいはギターが、ジェフ・ベックという人の一部分。

何故ベックが好きかと言えば、ギターばっかり弾いているからだ。
たまに歌いもするけどな。
で、ちょっと歌うたび、なにかしらケチをつけられる。気の毒。言うほどひどかねえよ。

何年か前のギターマガジンに、ベックのファッションの変遷を取り上げたページがあったが、要するに40年前も20年前も5年前も、服装の構成要素は基本変わっていないのだ。それは誰もが指摘するところである。
服装だけ見ると、何年頃の撮影か全くわからない。
シャツの袖が長いか短いかくらい。
最近はよく首にマフラーみたいなのを巻いているが、顎のあたりの贅肉が気になるのでしょうか。

ベック・ボガート&アピス ライヴ・イン・ジャパン 40周年記念盤

1973年の来日公演実況盤。従来盤をリマスタリングし、セットリストに沿った曲順に改めている。

以下感想。
・カーマイン・アピスのドラムスが妙にパタパタしている。
・ちょっとポリカ板でも叩いている感じ…
・よくこんなに手数の多いドラムスを叩きながら、メインヴォーカルを務められるなあ。
・ティム・ボガートのベースも強力だ。ぶんぶんあっちいったりこっち来たり。"Loose myself with you"で聴かれるソロが、ギターじゃなくてベースの音とは…
・3人組、ハーモニー、ってわけで、クリームを思い出す。最近聴いていないクリーム。あ、クラプトン来日するなあ。
・クラプトンはどうでもいいが、ポール・キャラックがメンバーで来るらしい。いいなあ。ドラムスはスティーヴ・ガッドだよ。
・昔クラプトンを見たときは、ベースがドナルド・ダックダンだったんだ。RIP…
・あ、いかんいかん。なぜクラプトンのことを考えていたのだ。
・こんなに迫力のある演奏を残しながら、メンバーがあまり前向きなコメントを寄せていないのが残念。というか、ベックからは一言もない。
・レココレ11月号のCharのインタビューによると、ベック・ボガート&アピスのことは語りたくない過去らしい。
・なんにせよ、オープニングの"Superstition"がカッコいいんだ。
・"Lady"がまた凄いんだ。
・そして"Jeff’’s Boogie"がまた。ベックみたいにギターを弾けるようになれるとは、万に一つも思えなくなる。
・"Why should I care"の、ライヴのうきうきした感じがいいなあ。映像はないのか映像は。

ベック・ボガート&アピスは言わばスーパーバンドである。
最少の人数で凄い演奏をしている。緊張度の高いライヴである。
2年ほどで活動を終えている。
素晴らしい記録だ。

73年のライヴレコーディングに携わったのは、CBSソニーに入社して数年という若い社員エンジニアだったそうだ。ライナーの彼らのインタビューも面白かった。
「ベックはおとなしいけど、大人って感じじゃなかった」という談話が、Charの「ベックは褒められて伸びる子」につながるなあ、と思った。

ベックはこの後、"Blow by blow"、"Wired"と、インスト、フュージョン路線へとシフトしていく。