お休みなので、出掛けてきました
せっかく東京へ行ったので、あれも見たいこれも見たい。
だが厳選。
厳選その1、「自由学園 明日館」
池袋駅からほど近い住宅地。
でっかい百貨店や家電量販店がどひゃどひゃ並び競っているあの池袋からは想像できない、静かな環境だ。
フランク・ロイド・ライトが設計に携わったという。
俯瞰で見ると、そんなに大きな建物ではない。
広い庭から陽を受けて、教室が並んでいる。
床が石材だったり、窓枠の繊細なデザインが印象的。
食堂には可愛い椅子が、お行儀よく並んでいた。
子供たちがお行儀よく食事をとったんだなあ。
お天気がよくて、差し込む明かりが暖かい日であったよ。
見学料400円に200円をプラスすると喫茶がつく。
ホールでお茶が頂けるのだ。
特徴的なデザインの、可愛い椅子に腰かけて頂くお茶とお菓子が美味しい。
厳選その2、「大刀剣市」(東京美術倶楽部)
毎年このような催しが開催されていたなんて。
日本全国から刀剣商が集い、刀剣、刀装具、武具甲冑を展示即売。
買えない人センサーが発動して「入っちゃダメ」と弾かれる、なんてことはなく、入場料を負担すれば子どもさんでも入れる。
会場内ではお弁当も販売していて、お茶は給茶器のサービスがある。
出品目録付き、三日間通し券2100円なりだが、目録売り切れとのことで入場料500円でした。
しかし、このような世界が繰り広げられていようとは。
会場はとっても賑わっており、明らかにその道を極めたおじさまたちが、刀剣を手に取って見定めていた。
外国人のみなさまの来場も多かった。この催し決め打ちで来日した人も、きっといたであろうよ。
お店側も、おそらく外国語が堪能と見受けられる店員さん(外国の人)やら、価格のドル表示で歓迎。
日頃、誰が買うんだろう、と思っていた人々が集っておりました。
完全に門外漢のわたしは、
お、この一振り、〇〇ホームなら3棟買えるじゃん
などと思ったり、
特別企画「黒田官兵衛とその時代の刀工達」(企画展示)では、隣にいたおじさまの造詣深い会話に聞き耳立てておりました。
刀剣のことはよく解らないが、刃紋がしゅっとしていて細身の刀がいいな、と思う。
面白かったです。
せっかく東京へ行ったので、あれも見たいこれも見たい。
だが厳選。
厳選その1、「自由学園 明日館」
池袋駅からほど近い住宅地。
でっかい百貨店や家電量販店がどひゃどひゃ並び競っているあの池袋からは想像できない、静かな環境だ。
フランク・ロイド・ライトが設計に携わったという。
俯瞰で見ると、そんなに大きな建物ではない。
広い庭から陽を受けて、教室が並んでいる。
床が石材だったり、窓枠の繊細なデザインが印象的。
食堂には可愛い椅子が、お行儀よく並んでいた。
子供たちがお行儀よく食事をとったんだなあ。
お天気がよくて、差し込む明かりが暖かい日であったよ。
見学料400円に200円をプラスすると喫茶がつく。
ホールでお茶が頂けるのだ。
特徴的なデザインの、可愛い椅子に腰かけて頂くお茶とお菓子が美味しい。
厳選その2、「大刀剣市」(東京美術倶楽部)
毎年このような催しが開催されていたなんて。
日本全国から刀剣商が集い、刀剣、刀装具、武具甲冑を展示即売。
買えない人センサーが発動して「入っちゃダメ」と弾かれる、なんてことはなく、入場料を負担すれば子どもさんでも入れる。
会場内ではお弁当も販売していて、お茶は給茶器のサービスがある。
出品目録付き、三日間通し券2100円なりだが、目録売り切れとのことで入場料500円でした。
しかし、このような世界が繰り広げられていようとは。
会場はとっても賑わっており、明らかにその道を極めたおじさまたちが、刀剣を手に取って見定めていた。
外国人のみなさまの来場も多かった。この催し決め打ちで来日した人も、きっといたであろうよ。
お店側も、おそらく外国語が堪能と見受けられる店員さん(外国の人)やら、価格のドル表示で歓迎。
日頃、誰が買うんだろう、と思っていた人々が集っておりました。
完全に門外漢のわたしは、
お、この一振り、〇〇ホームなら3棟買えるじゃん
などと思ったり、
特別企画「黒田官兵衛とその時代の刀工達」(企画展示)では、隣にいたおじさまの造詣深い会話に聞き耳立てておりました。
刀剣のことはよく解らないが、刃紋がしゅっとしていて細身の刀がいいな、と思う。
面白かったです。
お鮨が美味しかった日記
2014年11月16日 グルメ
ごちそうさまでした
お好み10種である
なんにしましょと問われて、魚の名前をあんまり知らないことを痛感
鯵と太刀魚と鯖、シラスくらいしか出てこぬ
どんっ、と並んだお鮨のおいしいこと
ちなみに蛸はあぶってありまする
卵焼きもうまかったー
唯一の心残りは若布ですな
お好み10種である
なんにしましょと問われて、魚の名前をあんまり知らないことを痛感
鯵と太刀魚と鯖、シラスくらいしか出てこぬ
どんっ、と並んだお鮨のおいしいこと
ちなみに蛸はあぶってありまする
卵焼きもうまかったー
唯一の心残りは若布ですな
Todd Rundgren at the BBC 1972-1982のDVDを見て泣く
2014年11月23日 音楽懐かしすぎるのだ
大学3年生のとき、同級生に「トッド・ラングレンの来日公演へ行かないか」と誘われた。
トッド・ラングレン、名前しか知らなかったが行ってみた。
1988年1月19日のことである。
1988年は、昭和63年である。
ちなみにこの前日、日産シーマが発売されたそうだ(出典ウィキペディア)。
会場は新宿の厚生年金会館。
舞台には2台のプロジェクター。
なにか凄いものが映るのか?と思ったものの、そんなに劇的な演出はなかった。
ちょっとサイケっぽいぼんやりした色彩の模様みたいなものが流れていたような。
ピアノかギターを弾きつつ、これまた何の模様なのかよく解らないピンクっぽい色彩のスーツを着たトッドが、ひとりで歌うコンサートであった。
"Compassion"はハンドマイクにカラオケ音源で、友人が「トッドのツーステップを見た」と喜んでいた。
この来日公演の一部がFM東京の番組で放送され、それを録音したカセットテープを、それこそ擦り切れるまで聴いたもんである。
"Can we still be friends"の歌いだしでピアノを弾き損ねてやりなおすのだが、それでもちょっと危ういのが可愛い。
御大、39歳(当時)である。
そんな青春のいちばんの思い出である来日公演を思わせるような映像が、本作品収録の1982年"Old Grey Whistle Test"である。
トッドひとりきりの単独演奏である。
"Compassion"、こっちは弾き語りで、ツーステップじゃないけどな。
御大、34歳(当時)のお姿である。
あのときのトッドより、いくぶんスリムな印象。
落ち着いた語り口のMCである。トッドの喋り声、素敵だ。
来日公演でも歌っていた"Lysistrata"は、戦争へ行かんとしている人の歌だ。
1982年のユートピアのアルバム「スイングトゥザライト」に収録された曲だ。
寝室のドアを開けてくれない彼の恋人は、「女の平和」の主人公である。
アリストパネスが「女の平和」を作ったのは、紀元前411年だそうである(出典ウィキペディア)。
「女の平和」は、いろんな意味で、たいへん興味深い戯曲である。
それにしても凄いところから題材をもってくるなあ。
大学3年生のとき、同級生に「トッド・ラングレンの来日公演へ行かないか」と誘われた。
トッド・ラングレン、名前しか知らなかったが行ってみた。
1988年1月19日のことである。
1988年は、昭和63年である。
ちなみにこの前日、日産シーマが発売されたそうだ(出典ウィキペディア)。
会場は新宿の厚生年金会館。
舞台には2台のプロジェクター。
なにか凄いものが映るのか?と思ったものの、そんなに劇的な演出はなかった。
ちょっとサイケっぽいぼんやりした色彩の模様みたいなものが流れていたような。
ピアノかギターを弾きつつ、これまた何の模様なのかよく解らないピンクっぽい色彩のスーツを着たトッドが、ひとりで歌うコンサートであった。
"Compassion"はハンドマイクにカラオケ音源で、友人が「トッドのツーステップを見た」と喜んでいた。
この来日公演の一部がFM東京の番組で放送され、それを録音したカセットテープを、それこそ擦り切れるまで聴いたもんである。
"Can we still be friends"の歌いだしでピアノを弾き損ねてやりなおすのだが、それでもちょっと危ういのが可愛い。
御大、39歳(当時)である。
そんな青春のいちばんの思い出である来日公演を思わせるような映像が、本作品収録の1982年"Old Grey Whistle Test"である。
トッドひとりきりの単独演奏である。
"Compassion"、こっちは弾き語りで、ツーステップじゃないけどな。
御大、34歳(当時)のお姿である。
あのときのトッドより、いくぶんスリムな印象。
落ち着いた語り口のMCである。トッドの喋り声、素敵だ。
来日公演でも歌っていた"Lysistrata"は、戦争へ行かんとしている人の歌だ。
1982年のユートピアのアルバム「スイングトゥザライト」に収録された曲だ。
寝室のドアを開けてくれない彼の恋人は、「女の平和」の主人公である。
アリストパネスが「女の平和」を作ったのは、紀元前411年だそうである(出典ウィキペディア)。
「女の平和」は、いろんな意味で、たいへん興味深い戯曲である。
それにしても凄いところから題材をもってくるなあ。
これらは観賞用に作られたものなのだろうか?
昨日の記述、FM東京で放送されたのはわたしが見た翌日の20日のライヴだ。念のため。
もはや行きつけ美術館と化した佐野美術館へ行ってきた。
「超絶技巧!明治工芸の粋」(2014年12月23日まで)
なんといってもお目当ては、安藤緑山の牙彫である。
昨年5月25日放映「美の巨人たち」(テレビ東京)にて、度肝を抜かれた感のある、象牙彫刻作品群。
先に行われた東京展では、おのれの目を疑ってか、ガラスケースに近づきすぎて頭を打つ人多数だったと聞く。
まさかわたしも頭を打つとは思わなんだが。
もっとも、頭を打ったのは、牙彫ではなくて金工だったのだがな。
細密な仕事ぶりを作品横のルーペから覗こうとしたのだが、置かれた角度がいまいちわたしの背丈に合わなかったのである。
というほどに、金工にしろ七宝にしろ、細かい。
香炉に施された、立体的な鶏や蝸牛。器にこまごまと散らされた、一面の蝶。
これは実用とされたのだろうか。
お花の絵が描かれた花瓶にどんな花を生けるのかね、と聞いたところ、
同行の母いわく、「そのまま置いておくんじゃないの」とのこと。
掛け軸みたいなものなのだろうか。
薩摩焼というものを初めて見たが、帯のような渦巻模様に、花びっしり、蝶びっしり、大名行列、とこれまたこまかーく描かれている。
金属部品でできた蛇や昆虫、鯉などの「自在」。
その名のとおり、とぐろを巻かせたり脚を曲げたり、鯉ならば体をしならせたりできる。
高級な指ハブみたいなものか?違うか。
なににするものだったんだろう。
展示品に蒔絵の「残菜入れ」というものがあった。
「食事の席で食べ残しや骨などを入れて持ち帰るためのもの」との説明が。
お招きの必携アイテムだったらしい。
母は「ざんしょいれ」と言っていたそうだ。
持って帰るのだね。知らなんだよかあちゃん。
安藤緑山の作品は、聞きしに勝る素晴らしさだった。
蜜柑にしろ玉蜀黍にしろパイナップルにしろバナナにしろ筍にしろ、むしろ完成度が高すぎて驚嘆の声も上がらない。
「あ、バナナね。バナナだね」という感じだ。
母に「これは象牙でできており、彩色をしてあって」と説明したところ、びっくりしたのか帰りに茄子の牙彫のポストカードを買っていた。
これらも、いったいなににするために作られたのだろう。
もっとも驚嘆の声を集めていたのは、刺繍絵だった。
金の絹糸でまつられた孔雀絵屏風は圧巻だ。
絢爛豪華をまさしく地で行く作品である。
こういうのは、きっとお金がある人の邸宅に飾られたのだろうな。
しかし、蜜柑やバナナはいったい・・・。
安藤緑山の謎は深まるばかりである。
ついでと言ってはなんだが、韮山反射炉へも寄ってきた。
目にする機会の少ない工芸品の数々を見られたし、来年は本多忠勝「蜻蛉切」の展示もあるし、なかなかラッキーである。
ラーメン激戦区にも近いしな。
昨日の記述、FM東京で放送されたのはわたしが見た翌日の20日のライヴだ。念のため。
もはや行きつけ美術館と化した佐野美術館へ行ってきた。
「超絶技巧!明治工芸の粋」(2014年12月23日まで)
なんといってもお目当ては、安藤緑山の牙彫である。
昨年5月25日放映「美の巨人たち」(テレビ東京)にて、度肝を抜かれた感のある、象牙彫刻作品群。
先に行われた東京展では、おのれの目を疑ってか、ガラスケースに近づきすぎて頭を打つ人多数だったと聞く。
まさかわたしも頭を打つとは思わなんだが。
もっとも、頭を打ったのは、牙彫ではなくて金工だったのだがな。
細密な仕事ぶりを作品横のルーペから覗こうとしたのだが、置かれた角度がいまいちわたしの背丈に合わなかったのである。
というほどに、金工にしろ七宝にしろ、細かい。
香炉に施された、立体的な鶏や蝸牛。器にこまごまと散らされた、一面の蝶。
これは実用とされたのだろうか。
お花の絵が描かれた花瓶にどんな花を生けるのかね、と聞いたところ、
同行の母いわく、「そのまま置いておくんじゃないの」とのこと。
掛け軸みたいなものなのだろうか。
薩摩焼というものを初めて見たが、帯のような渦巻模様に、花びっしり、蝶びっしり、大名行列、とこれまたこまかーく描かれている。
金属部品でできた蛇や昆虫、鯉などの「自在」。
その名のとおり、とぐろを巻かせたり脚を曲げたり、鯉ならば体をしならせたりできる。
高級な指ハブみたいなものか?違うか。
なににするものだったんだろう。
展示品に蒔絵の「残菜入れ」というものがあった。
「食事の席で食べ残しや骨などを入れて持ち帰るためのもの」との説明が。
お招きの必携アイテムだったらしい。
母は「ざんしょいれ」と言っていたそうだ。
持って帰るのだね。知らなんだよかあちゃん。
安藤緑山の作品は、聞きしに勝る素晴らしさだった。
蜜柑にしろ玉蜀黍にしろパイナップルにしろバナナにしろ筍にしろ、むしろ完成度が高すぎて驚嘆の声も上がらない。
「あ、バナナね。バナナだね」という感じだ。
母に「これは象牙でできており、彩色をしてあって」と説明したところ、びっくりしたのか帰りに茄子の牙彫のポストカードを買っていた。
これらも、いったいなににするために作られたのだろう。
もっとも驚嘆の声を集めていたのは、刺繍絵だった。
金の絹糸でまつられた孔雀絵屏風は圧巻だ。
絢爛豪華をまさしく地で行く作品である。
こういうのは、きっとお金がある人の邸宅に飾られたのだろうな。
しかし、蜜柑やバナナはいったい・・・。
安藤緑山の謎は深まるばかりである。
ついでと言ってはなんだが、韮山反射炉へも寄ってきた。
目にする機会の少ない工芸品の数々を見られたし、来年は本多忠勝「蜻蛉切」の展示もあるし、なかなかラッキーである。
ラーメン激戦区にも近いしな。
2014年は「織田の部屋」
2014年11月30日 スポーツ惜別、「豊の部屋」
ノブナリくんが頑張っている。
とっちゃん坊やの風貌ながらチャーミングだし、口跡がおだやか。
育ちの良さをうかがわせる。
なんでか訛っているのも、親しみが持ててよいのだろう。
樋口豊さんは、後進に道を譲るとのことである。
がんばれノブナリ。
ノブナリくんが頑張っている。
とっちゃん坊やの風貌ながらチャーミングだし、口跡がおだやか。
育ちの良さをうかがわせる。
なんでか訛っているのも、親しみが持ててよいのだろう。
樋口豊さんは、後進に道を譲るとのことである。
がんばれノブナリ。