それはイギリスからやってきた
それはイギリスからやってきた
相方さんがお取り寄せしてくれました。ありがとうです。


Glenn Tilbrook "Happy Ending"

なつかしのLPレコードである。
ああ、このサイズ。この持ちにくさ。なつかしいぞ。
自転車のかごに入れると斜めになるのだ。
ジャストサイズのバッグがないのだ。
はじめて買ったLPは、もちろんピンクレディーだ。

しばし感慨にひたる。

職場に持ってきて貰ったので、とりあえず同僚の若い衆に「レコード見たことあるか?」と聞いて回る。

「レコードですか?」と言いながらDJの手つきをしたのが1名いた。

ジャケットにコンパクトディスクが同梱され、ダウンロードチケットも入っていた。
いまレコードを聴けないので、CDをiPodに入れて聴いている。

あいかわらずのメロディメーカーぶりを発揮している。
繊細なストリングスを利かせた曲あり、息子と思しき少年たちが参加する曲あり。

中東を思わせる曲もあり。
反射的に思い浮かんだのは何故か3ムスタファス3。
"Pandemonium Ensues"収録の"Product"のサンプリングも使われている。

iPadを楽器として多用しているのを、ジャケットを読んで知る。

来日するといいなあ。
サッカーのワールドカップ大会が近づくと、ナンシー関の書いたコラムを思い出す。
サッカーなどとともに思い出されて、ナンシー関もさぞや心外だろう。
わたしも、忸怩たる思いでいっぱいである。

ナンシー関 「語りあかそう」 河出文庫 2104

南伸坊、林真理子、中野翠、近田春夫、みうらじゅん、東海林さだお、群ようこ、川勝正幸、小田嶋隆、との対談集。

テレビに出ている人の醸す違和感を語るナンシーに対し、「だって、あの子、いい子だよー」というおじさまたちが微笑ましい。

微笑ましい、としか総括できぬ。

みうらじゅんが、「蛭子さんのつぎにくるのはタキモト」と言っているが、きたのか、タキモト。
それを聞いてあげている、ナンシー関。

ナンシー関は、意外と聞いてあげている人だ。
きっと対談相手は、気分よく対談していたんだろう。