欧風カレー&シチュー専門店 トマト

またまた相方さんにごちそうになりました。

雑誌「dancyu」で見て気になって、街中に日本代表がひしめく日曜日、トマトへ行ってきた。
荻窪駅からほど近く、11時ちょっと前に到着。すでに一組、待っていた。
開店は30分後だ。
相方さんが日傘を買いに走ってくれた。
いつもいつも、ありがとうございます。

駐輪場がちいさいだの耐震化の筋違がないだの、もっぱら向かいの高等学校の感想を述べ合っているうち開店。
奥さんににこやかに迎え入れられる。
およそ15席の店内はただちに満席。
奥さん、にこやかにしかし手早くお水を出してくださる。

「お並びいただいた順にお伺いします」と、奥さん、実にスマートにオーダーを取る。
相方さんが和牛ビーフカレー、わたしは季節の野菜カレーを注文。
暑かったので飲み物も注文。

店内にはなんと、「栄養バランスガイド」の掲示物が貼られている。
お店の外壁にも、食育関係の掲示があった。

まず、りんごジュースとアイスティが、ミントの葉を浮かべて涼やかに登場。
丁寧だ。
そして待望のカレーも到着。
和牛ビーフカレーにはお肉がごろごろ、季節の野菜カレーには、筍大根人参パプリカ南瓜がごろごろし、その上に青々したブロッコリーがどん、と載っている。
中辛とあったので少々不安だったが、ひりひりと辛い感じはなく、すいすい食べられる。
とてもうまみのあるルーで、時々「あっしらもいますぜ」とスパイスが、かりっと当たる。
たいへんにおいしい。
筍がたくさん入っていた。
食べ終わるのが残念なくらい旨かった。
カレーを一人前食べると大概胃もたれするのだが、胃もたれも胸焼けもしなかった。

ご主人はずっと厨房にいてお顔は見えないが、ごちそうさまをしてお会計をするときとお店を出るとき、ご主人の朗々とした「ありがとうございました」の声がした。
店外には入店待ちの人たちが何人もいた。

「もっと美味しくて、健康に良いものをお客様に」の気持ちで、とショップカードにあった。

おいしかったねえ、また来たいね、と話しながら、お店を後にした。
ごちそうさまでした。
ケーシー・ケイスンが亡くなったそうである。

「ケイシー・ケイサム」が正しい(?)表記らしい。

ケイサムかあ。そうだったかなあ。

カウントダウン番組は、限られた時間に様々に毛色の違う曲を畳み掛けるようにかけるわけだから、やっぱりDJの腕の違いというのはあるのだ。
「ザ・ベストテン」なんかもそうでしょう。
あれは生放送だったから、大分慌ただしかったがな。

とはいえ、ケイシー・ケイサムのDJの特長はこれ、という記憶は特にない。
滑舌は抜群によかったが、悲しいかな聞き取れるだけの英語力がない。
覚えているのは、「あーめりかん とっぷふぉおおてぃー」というジングル(DJじゃあないぞ)と、番組最後の挨拶だ。
"Keep your feet on the ground and keep reaching for the stars."

挨拶の部分も、ラジオ関東(ラジオ日本)版の湯川れい子さんの、「地面にちゃんとあんよをつけて、星に手を差し伸べて、きっと元気で待っていてくださいね」のほうが印象が強い。

「きっと元気で待っていてくださいね」という部分が特に好きだ。

中学2年生から聞き始めた「全米トップ40」、高校生の頃には土曜日に早々学校から帰ると、まずFENの放送を聴いて、夜日本版を聴く、という週末を過ごしていた。
そんなにしても、英語のヒアリング能力が上がったということはなく、しかし、「全米」でかかったヒットの数々は、脳裏に深く刻まれている。

当然「キラークイーン」は「がんばーれ田淵」としか聴こえないわたしである。
「ブレックファストインアメリカ」はもちろん、「タケちゃんマン、遊ぼうぜ」だ。

車の運転をしていると、調子の良いDJがヒットナンバーをテンポよく紹介するラジオ番組を聴きたいと思う。
ミスタードーナツの店内放送みたいなやつだ。
思いがけない曲を流してくれればうれしい。