それはイギリスからやってきた
2014年6月1日 音楽
相方さんがお取り寄せしてくれました。ありがとうです。
Glenn Tilbrook "Happy Ending"
なつかしのLPレコードである。
ああ、このサイズ。この持ちにくさ。なつかしいぞ。
自転車のかごに入れると斜めになるのだ。
ジャストサイズのバッグがないのだ。
はじめて買ったLPは、もちろんピンクレディーだ。
しばし感慨にひたる。
職場に持ってきて貰ったので、とりあえず同僚の若い衆に「レコード見たことあるか?」と聞いて回る。
「レコードですか?」と言いながらDJの手つきをしたのが1名いた。
ジャケットにコンパクトディスクが同梱され、ダウンロードチケットも入っていた。
いまレコードを聴けないので、CDをiPodに入れて聴いている。
あいかわらずのメロディメーカーぶりを発揮している。
繊細なストリングスを利かせた曲あり、息子と思しき少年たちが参加する曲あり。
中東を思わせる曲もあり。
反射的に思い浮かんだのは何故か3ムスタファス3。
"Pandemonium Ensues"収録の"Product"のサンプリングも使われている。
iPadを楽器として多用しているのを、ジャケットを読んで知る。
来日するといいなあ。
Glenn Tilbrook "Happy Ending"
なつかしのLPレコードである。
ああ、このサイズ。この持ちにくさ。なつかしいぞ。
自転車のかごに入れると斜めになるのだ。
ジャストサイズのバッグがないのだ。
はじめて買ったLPは、もちろんピンクレディーだ。
しばし感慨にひたる。
職場に持ってきて貰ったので、とりあえず同僚の若い衆に「レコード見たことあるか?」と聞いて回る。
「レコードですか?」と言いながらDJの手つきをしたのが1名いた。
ジャケットにコンパクトディスクが同梱され、ダウンロードチケットも入っていた。
いまレコードを聴けないので、CDをiPodに入れて聴いている。
あいかわらずのメロディメーカーぶりを発揮している。
繊細なストリングスを利かせた曲あり、息子と思しき少年たちが参加する曲あり。
中東を思わせる曲もあり。
反射的に思い浮かんだのは何故か3ムスタファス3。
"Pandemonium Ensues"収録の"Product"のサンプリングも使われている。
iPadを楽器として多用しているのを、ジャケットを読んで知る。
来日するといいなあ。
読んだ本について記録する 9
2014年6月1日 読書サッカーのワールドカップ大会が近づくと、ナンシー関の書いたコラムを思い出す。
サッカーなどとともに思い出されて、ナンシー関もさぞや心外だろう。
わたしも、忸怩たる思いでいっぱいである。
ナンシー関 「語りあかそう」 河出文庫 2104
南伸坊、林真理子、中野翠、近田春夫、みうらじゅん、東海林さだお、群ようこ、川勝正幸、小田嶋隆、との対談集。
テレビに出ている人の醸す違和感を語るナンシーに対し、「だって、あの子、いい子だよー」というおじさまたちが微笑ましい。
微笑ましい、としか総括できぬ。
みうらじゅんが、「蛭子さんのつぎにくるのはタキモト」と言っているが、きたのか、タキモト。
それを聞いてあげている、ナンシー関。
ナンシー関は、意外と聞いてあげている人だ。
きっと対談相手は、気分よく対談していたんだろう。
サッカーなどとともに思い出されて、ナンシー関もさぞや心外だろう。
わたしも、忸怩たる思いでいっぱいである。
ナンシー関 「語りあかそう」 河出文庫 2104
南伸坊、林真理子、中野翠、近田春夫、みうらじゅん、東海林さだお、群ようこ、川勝正幸、小田嶋隆、との対談集。
テレビに出ている人の醸す違和感を語るナンシーに対し、「だって、あの子、いい子だよー」というおじさまたちが微笑ましい。
微笑ましい、としか総括できぬ。
みうらじゅんが、「蛭子さんのつぎにくるのはタキモト」と言っているが、きたのか、タキモト。
それを聞いてあげている、ナンシー関。
ナンシー関は、意外と聞いてあげている人だ。
きっと対談相手は、気分よく対談していたんだろう。
五木ひろしを見る「モクハチ」
2014年6月13日 TV「木曜8時のコンサート」6月12日放映 テレビ東京系列
「今日もここ、〇〇県民ホールには、2,200人ほどのお客様が…」でおなじみの宮本アナ&松丸アナがお送りする、木曜8時のコンサート(以下「モクハチ」)。
テレビ東京の女性アナウンサーが、いま一番、公録番組に向いているかもしれんな。
いまどきバックダンサーつきの歌唱がレギュラーで見られるのは、モクハチだけだろう。
テレ東が面々と地味に築いてきた「ヤンヤン歌うスタジオ」の伝承を見る思いだ。
さて、番組中盤、いつものあのコーナーが。
カラオケスナックなどの設定で、出演者が小芝居するコーナーだ。
この日はモクハチ商店街と銘打ち、北島三郎会長を筆頭に、五月みどり、リンダ、べーやんなどなどが懐かしの名曲で喉を披露だ。
こういうコーナーで自曲以外を歌うとき、あんまり上手く歌わない人がいるのはなんでだろう。
わざとちゃんに歌っていないようにすら見える歌手もいる。
しかし五木。さすが五木だ。
何歌わせても上手い。
いや、上手いのか下手なのかは実はよくわからないのだが、我が物かのごとく歌いこなしている五木。
クラブ歌手出身の面目躍如だ。
さらに、モクハチ恒例「客席インタビュー」(だったかな?)。
観覧のお客さんから募ったリクエストを一節唸る、というコーナーだが、五木は流し仕様だ。
ギターでなんでも弾く。なんでも歌う。
ギターが上手いのかどうかはやっぱりわたしにはわからないのだが、やはり我が物かのごとく弾きこなす。
この日はさらに、山崎ていじと五木ひろしの共演が見られた。
山崎ていじ、初めて見た。
若いのか若くないのかよく解らない人だった。
タッパはある。
ガタイもいい。
あきらか、五木ひろしのそっくりさん的な見た目だった。
歌唱も歌う姿も、とっても五木ひろしに似ている。
ついでで公式サイトを見てみると、扉写真がまあ五木そっくり。
彼は如何な歌手人生を歩むのであろうか。
「今日もここ、〇〇県民ホールには、2,200人ほどのお客様が…」でおなじみの宮本アナ&松丸アナがお送りする、木曜8時のコンサート(以下「モクハチ」)。
テレビ東京の女性アナウンサーが、いま一番、公録番組に向いているかもしれんな。
いまどきバックダンサーつきの歌唱がレギュラーで見られるのは、モクハチだけだろう。
テレ東が面々と地味に築いてきた「ヤンヤン歌うスタジオ」の伝承を見る思いだ。
さて、番組中盤、いつものあのコーナーが。
カラオケスナックなどの設定で、出演者が小芝居するコーナーだ。
この日はモクハチ商店街と銘打ち、北島三郎会長を筆頭に、五月みどり、リンダ、べーやんなどなどが懐かしの名曲で喉を披露だ。
こういうコーナーで自曲以外を歌うとき、あんまり上手く歌わない人がいるのはなんでだろう。
わざとちゃんに歌っていないようにすら見える歌手もいる。
しかし五木。さすが五木だ。
何歌わせても上手い。
いや、上手いのか下手なのかは実はよくわからないのだが、我が物かのごとく歌いこなしている五木。
クラブ歌手出身の面目躍如だ。
さらに、モクハチ恒例「客席インタビュー」(だったかな?)。
観覧のお客さんから募ったリクエストを一節唸る、というコーナーだが、五木は流し仕様だ。
ギターでなんでも弾く。なんでも歌う。
ギターが上手いのかどうかはやっぱりわたしにはわからないのだが、やはり我が物かのごとく弾きこなす。
この日はさらに、山崎ていじと五木ひろしの共演が見られた。
山崎ていじ、初めて見た。
若いのか若くないのかよく解らない人だった。
タッパはある。
ガタイもいい。
あきらか、五木ひろしのそっくりさん的な見た目だった。
歌唱も歌う姿も、とっても五木ひろしに似ている。
ついでで公式サイトを見てみると、扉写真がまあ五木そっくり。
彼は如何な歌手人生を歩むのであろうか。
自然というのは恐ろしい
2014年6月14日 日常鳥さんが我が家のいずこかに巣を作った。
ことしに限ったことではない。
いずれこどもが巣立っていけば、とほったらかしにしておく。
バタンバタンしているのは、ちょっとの間だけだ。
と思いきや。
意外な長逗留、ということもなく、鳥さんたちは予定通り立ち退いて行ったが、
惨劇が待っていた。
まず、部屋が鳥小屋くさい。
そして、
極細の虫が這いまわる。あれ、畑から虫持ってきちゃったかな、と思いきや、
全身をくまなく、ものすごいかゆみが襲う。
虫に喰われまくっていた。
わたしはあんまり旨くないですから、ほかの獲物をあたってください、と虫に頼みたくなる。
自然と共存などと言うはたやすいが、人間は自然と共存できるほど頑強ではないと思い知る。
ことしに限ったことではない。
いずれこどもが巣立っていけば、とほったらかしにしておく。
バタンバタンしているのは、ちょっとの間だけだ。
と思いきや。
意外な長逗留、ということもなく、鳥さんたちは予定通り立ち退いて行ったが、
惨劇が待っていた。
まず、部屋が鳥小屋くさい。
そして、
極細の虫が這いまわる。あれ、畑から虫持ってきちゃったかな、と思いきや、
全身をくまなく、ものすごいかゆみが襲う。
虫に喰われまくっていた。
わたしはあんまり旨くないですから、ほかの獲物をあたってください、と虫に頼みたくなる。
自然と共存などと言うはたやすいが、人間は自然と共存できるほど頑強ではないと思い知る。
読んだ本について記録する 10
2014年6月14日 読書津原泰水 「音楽は何も与えてくれない」 幻冬舎 2014
カバーにはさまざまな楽器。主にギターで、端っこのマトリョミンが可愛い。
小説家津原泰水のエッセイ(かなあ)集。初出はインターネットのブログなど。
ご両親のことや文筆業に従事するようになるまでのこと、ギターとの馴れ初め、音楽のことなどが書かれている。
クラウス・フォアマンのエッセイも収録。
津原の小説は、「バレエメカニック」と「11eleven」しか読んでいない。
「バレエメカニック」は印象深い小説だったが、正直なところ、あんまりよく解らなかった。
解らないなりに面白かったけれど、だいじなところを自分は面白く思えていないのではないか、と自分で自分が残念に思える。
作者は、こういう奴には読まれたくないと思っているんじゃないかと。
ご両親が描かれている文章が、とても美しい。
我孫子武丸とウクレレについての文章は、とても短いが何度読んでも楽しい。
「ジェマーソンとケイ、そしてマーヴィン・ゲイ」を読んで思い出したことが。
数年前にテレビでブライアン・ウイルソンのドキュメンタリーをやっていた。
放映当時のブライアンが、自宅みたいなところでちょっとした演奏をしたのだ。
その時一緒に演奏をしたベーシストが、どう見ても近所に住んでいるおばさんみたいな人だったのだ。
おばさんじゃなければ、おばさんに見えるおじさんだ。
しかし、ベースのことをよく知らないわたしが見ても、それはすごいベースだった。
おばさんルックスであることを差し引いても、すごいベース。
単なる伴奏とはあきらかに違う、音があっちいったりこっちに来たり(小並感)。
途中から見た番組で、ふたたび見る機会もいまだなく、確認はできないのだが、あのおばさんのように見えるベース奏者が、間違いなくキャロル・ケイだったのだろう。
レコーディングはブライアンがベースを弾いていると思い込んでいたから、この収録のために呼ばれたのかと早合点し、それゆえの「近所の人」的印象だったのだ。
実は敏腕ベース奏者だったのだ。
キャロル・ケイのくだりでも、筆者がこどものころ音楽を聴いていろいろ解析していたという記述がある。
そのときそのときの思いを文章にとどめるのは、とても難しい。
自分のことであるがゆえに、余計に難しいのかもしれない。
できるかできないかが、才能の差なのかもしれない。
カバーにはさまざまな楽器。主にギターで、端っこのマトリョミンが可愛い。
小説家津原泰水のエッセイ(かなあ)集。初出はインターネットのブログなど。
ご両親のことや文筆業に従事するようになるまでのこと、ギターとの馴れ初め、音楽のことなどが書かれている。
クラウス・フォアマンのエッセイも収録。
津原の小説は、「バレエメカニック」と「11eleven」しか読んでいない。
「バレエメカニック」は印象深い小説だったが、正直なところ、あんまりよく解らなかった。
解らないなりに面白かったけれど、だいじなところを自分は面白く思えていないのではないか、と自分で自分が残念に思える。
作者は、こういう奴には読まれたくないと思っているんじゃないかと。
ご両親が描かれている文章が、とても美しい。
我孫子武丸とウクレレについての文章は、とても短いが何度読んでも楽しい。
「ジェマーソンとケイ、そしてマーヴィン・ゲイ」を読んで思い出したことが。
数年前にテレビでブライアン・ウイルソンのドキュメンタリーをやっていた。
放映当時のブライアンが、自宅みたいなところでちょっとした演奏をしたのだ。
その時一緒に演奏をしたベーシストが、どう見ても近所に住んでいるおばさんみたいな人だったのだ。
おばさんじゃなければ、おばさんに見えるおじさんだ。
しかし、ベースのことをよく知らないわたしが見ても、それはすごいベースだった。
おばさんルックスであることを差し引いても、すごいベース。
単なる伴奏とはあきらかに違う、音があっちいったりこっちに来たり(小並感)。
途中から見た番組で、ふたたび見る機会もいまだなく、確認はできないのだが、あのおばさんのように見えるベース奏者が、間違いなくキャロル・ケイだったのだろう。
レコーディングはブライアンがベースを弾いていると思い込んでいたから、この収録のために呼ばれたのかと早合点し、それゆえの「近所の人」的印象だったのだ。
実は敏腕ベース奏者だったのだ。
キャロル・ケイのくだりでも、筆者がこどものころ音楽を聴いていろいろ解析していたという記述がある。
そのときそのときの思いを文章にとどめるのは、とても難しい。
自分のことであるがゆえに、余計に難しいのかもしれない。
できるかできないかが、才能の差なのかもしれない。
聞きしに勝る名店だった
2014年6月18日 グルメ欧風カレー&シチュー専門店 トマト
またまた相方さんにごちそうになりました。
雑誌「dancyu」で見て気になって、街中に日本代表がひしめく日曜日、トマトへ行ってきた。
荻窪駅からほど近く、11時ちょっと前に到着。すでに一組、待っていた。
開店は30分後だ。
相方さんが日傘を買いに走ってくれた。
いつもいつも、ありがとうございます。
駐輪場がちいさいだの耐震化の筋違がないだの、もっぱら向かいの高等学校の感想を述べ合っているうち開店。
奥さんににこやかに迎え入れられる。
およそ15席の店内はただちに満席。
奥さん、にこやかにしかし手早くお水を出してくださる。
「お並びいただいた順にお伺いします」と、奥さん、実にスマートにオーダーを取る。
相方さんが和牛ビーフカレー、わたしは季節の野菜カレーを注文。
暑かったので飲み物も注文。
店内にはなんと、「栄養バランスガイド」の掲示物が貼られている。
お店の外壁にも、食育関係の掲示があった。
まず、りんごジュースとアイスティが、ミントの葉を浮かべて涼やかに登場。
丁寧だ。
そして待望のカレーも到着。
和牛ビーフカレーにはお肉がごろごろ、季節の野菜カレーには、筍大根人参パプリカ南瓜がごろごろし、その上に青々したブロッコリーがどん、と載っている。
中辛とあったので少々不安だったが、ひりひりと辛い感じはなく、すいすい食べられる。
とてもうまみのあるルーで、時々「あっしらもいますぜ」とスパイスが、かりっと当たる。
たいへんにおいしい。
筍がたくさん入っていた。
食べ終わるのが残念なくらい旨かった。
カレーを一人前食べると大概胃もたれするのだが、胃もたれも胸焼けもしなかった。
ご主人はずっと厨房にいてお顔は見えないが、ごちそうさまをしてお会計をするときとお店を出るとき、ご主人の朗々とした「ありがとうございました」の声がした。
店外には入店待ちの人たちが何人もいた。
「もっと美味しくて、健康に良いものをお客様に」の気持ちで、とショップカードにあった。
おいしかったねえ、また来たいね、と話しながら、お店を後にした。
ごちそうさまでした。
またまた相方さんにごちそうになりました。
雑誌「dancyu」で見て気になって、街中に日本代表がひしめく日曜日、トマトへ行ってきた。
荻窪駅からほど近く、11時ちょっと前に到着。すでに一組、待っていた。
開店は30分後だ。
相方さんが日傘を買いに走ってくれた。
いつもいつも、ありがとうございます。
駐輪場がちいさいだの耐震化の筋違がないだの、もっぱら向かいの高等学校の感想を述べ合っているうち開店。
奥さんににこやかに迎え入れられる。
およそ15席の店内はただちに満席。
奥さん、にこやかにしかし手早くお水を出してくださる。
「お並びいただいた順にお伺いします」と、奥さん、実にスマートにオーダーを取る。
相方さんが和牛ビーフカレー、わたしは季節の野菜カレーを注文。
暑かったので飲み物も注文。
店内にはなんと、「栄養バランスガイド」の掲示物が貼られている。
お店の外壁にも、食育関係の掲示があった。
まず、りんごジュースとアイスティが、ミントの葉を浮かべて涼やかに登場。
丁寧だ。
そして待望のカレーも到着。
和牛ビーフカレーにはお肉がごろごろ、季節の野菜カレーには、筍大根人参パプリカ南瓜がごろごろし、その上に青々したブロッコリーがどん、と載っている。
中辛とあったので少々不安だったが、ひりひりと辛い感じはなく、すいすい食べられる。
とてもうまみのあるルーで、時々「あっしらもいますぜ」とスパイスが、かりっと当たる。
たいへんにおいしい。
筍がたくさん入っていた。
食べ終わるのが残念なくらい旨かった。
カレーを一人前食べると大概胃もたれするのだが、胃もたれも胸焼けもしなかった。
ご主人はずっと厨房にいてお顔は見えないが、ごちそうさまをしてお会計をするときとお店を出るとき、ご主人の朗々とした「ありがとうございました」の声がした。
店外には入店待ちの人たちが何人もいた。
「もっと美味しくて、健康に良いものをお客様に」の気持ちで、とショップカードにあった。
おいしかったねえ、また来たいね、と話しながら、お店を後にした。
ごちそうさまでした。
ケーシー・ケイスンが亡くなったそうである。
「ケイシー・ケイサム」が正しい(?)表記らしい。
ケイサムかあ。そうだったかなあ。
カウントダウン番組は、限られた時間に様々に毛色の違う曲を畳み掛けるようにかけるわけだから、やっぱりDJの腕の違いというのはあるのだ。
「ザ・ベストテン」なんかもそうでしょう。
あれは生放送だったから、大分慌ただしかったがな。
とはいえ、ケイシー・ケイサムのDJの特長はこれ、という記憶は特にない。
滑舌は抜群によかったが、悲しいかな聞き取れるだけの英語力がない。
覚えているのは、「あーめりかん とっぷふぉおおてぃー」というジングル(DJじゃあないぞ)と、番組最後の挨拶だ。
"Keep your feet on the ground and keep reaching for the stars."
挨拶の部分も、ラジオ関東(ラジオ日本)版の湯川れい子さんの、「地面にちゃんとあんよをつけて、星に手を差し伸べて、きっと元気で待っていてくださいね」のほうが印象が強い。
「きっと元気で待っていてくださいね」という部分が特に好きだ。
中学2年生から聞き始めた「全米トップ40」、高校生の頃には土曜日に早々学校から帰ると、まずFENの放送を聴いて、夜日本版を聴く、という週末を過ごしていた。
そんなにしても、英語のヒアリング能力が上がったということはなく、しかし、「全米」でかかったヒットの数々は、脳裏に深く刻まれている。
当然「キラークイーン」は「がんばーれ田淵」としか聴こえないわたしである。
「ブレックファストインアメリカ」はもちろん、「タケちゃんマン、遊ぼうぜ」だ。
車の運転をしていると、調子の良いDJがヒットナンバーをテンポよく紹介するラジオ番組を聴きたいと思う。
ミスタードーナツの店内放送みたいなやつだ。
思いがけない曲を流してくれればうれしい。
「ケイシー・ケイサム」が正しい(?)表記らしい。
ケイサムかあ。そうだったかなあ。
カウントダウン番組は、限られた時間に様々に毛色の違う曲を畳み掛けるようにかけるわけだから、やっぱりDJの腕の違いというのはあるのだ。
「ザ・ベストテン」なんかもそうでしょう。
あれは生放送だったから、大分慌ただしかったがな。
とはいえ、ケイシー・ケイサムのDJの特長はこれ、という記憶は特にない。
滑舌は抜群によかったが、悲しいかな聞き取れるだけの英語力がない。
覚えているのは、「あーめりかん とっぷふぉおおてぃー」というジングル(DJじゃあないぞ)と、番組最後の挨拶だ。
"Keep your feet on the ground and keep reaching for the stars."
挨拶の部分も、ラジオ関東(ラジオ日本)版の湯川れい子さんの、「地面にちゃんとあんよをつけて、星に手を差し伸べて、きっと元気で待っていてくださいね」のほうが印象が強い。
「きっと元気で待っていてくださいね」という部分が特に好きだ。
中学2年生から聞き始めた「全米トップ40」、高校生の頃には土曜日に早々学校から帰ると、まずFENの放送を聴いて、夜日本版を聴く、という週末を過ごしていた。
そんなにしても、英語のヒアリング能力が上がったということはなく、しかし、「全米」でかかったヒットの数々は、脳裏に深く刻まれている。
当然「キラークイーン」は「がんばーれ田淵」としか聴こえないわたしである。
「ブレックファストインアメリカ」はもちろん、「タケちゃんマン、遊ぼうぜ」だ。
車の運転をしていると、調子の良いDJがヒットナンバーをテンポよく紹介するラジオ番組を聴きたいと思う。
ミスタードーナツの店内放送みたいなやつだ。
思いがけない曲を流してくれればうれしい。
トニー賞、受賞式見たかった
ことしのトニー賞で、ミュージカル主演女優賞を受賞したジェシ・ミューラー。
作品は"Beautiful:The Carol King Musical"、演じた役は、キャロル・キング。
キャロル・キングとその時代の人たちを描いた作品らしい。
ドン・カーシュナー、バリー・マン&シンシア・ワイルらが実名で登場する。
音楽は当然、キャロル・キングの作品が満載だ。
キャロル・キングのサイトで、トニー賞での作品紹介部分の映像を見られる。
キャロル・キング本人が登場、作品について語り、キャストを紹介。
とミュージカルセットになり、「詞ができたよっ」てな感じで部屋へ駆け込む青年、ジェリー・ゴフィン。
ピアノに座ったジェシ演じるキャロルが、その詞を見て、ピアノを弾き、曲をつけながら歌いだす。
"Tonight you’re mine completely"
ヒットメイカー「ゴフィン&キング」誕生だ。
この曲「ウイル・ユー・ラヴ・ミー・トモロウ」を、女性コーラスグループが歌い継ぐ。
自らシンガーとなったキャロルは、続いてステージで「空が落ちてくる」を力強く歌いだす。
と、"oh,baby"のところで、キャロル・キングがステージに登場。
万雷の拍手のなか、まさにご本人登場、ミュージカルキャストと合唱。
たいへん感動的な映像だ。
キャロル本人は大変元気そう。結構高いヒールにパンツスタイルで颯爽と登場し、ジェシとハーモニーを繰り出す。
2008年の来日公演の温かい雰囲気を思い出した。
彼女とともに「ウイル・ユー・ラヴ・ミー・トモロウ」を生んだ作詞家でありかつての夫、ジェリー・ゴフィンが亡くなった。
キャロル以外の作曲家とは、ホイットニーの「すべてをあなたに」、ダイアナ・ロス「マホガニーのテーマ」、ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック「愛のセレブレイション」などを作詞。
"Saving all my love for you"を「すべてをあなたに」というのは、いい邦題だ。
「愛のセレブレイション」は、ちょっと安易だが。
「マホガニーのテーマ」は、申し訳ないがネスカフェを思い出す。
訃報の扱いは、日本では地味だが、ポピュラー音楽への貢献はレジェンドと言っていいと思う。
「ロコモーション」も「ゴー・アウエイ・リトル・ガール」も「オー・ノウ・ノット・マイ・ベイビー」も「プレザント・バレー・サンデー」も「ナチュラル・ウーマン」も「アップ・オン・ザ・ルーフ」もなかったら。
それはそれは、寂しい世界だ。
ことしのトニー賞で、ミュージカル主演女優賞を受賞したジェシ・ミューラー。
作品は"Beautiful:The Carol King Musical"、演じた役は、キャロル・キング。
キャロル・キングとその時代の人たちを描いた作品らしい。
ドン・カーシュナー、バリー・マン&シンシア・ワイルらが実名で登場する。
音楽は当然、キャロル・キングの作品が満載だ。
キャロル・キングのサイトで、トニー賞での作品紹介部分の映像を見られる。
キャロル・キング本人が登場、作品について語り、キャストを紹介。
とミュージカルセットになり、「詞ができたよっ」てな感じで部屋へ駆け込む青年、ジェリー・ゴフィン。
ピアノに座ったジェシ演じるキャロルが、その詞を見て、ピアノを弾き、曲をつけながら歌いだす。
"Tonight you’re mine completely"
ヒットメイカー「ゴフィン&キング」誕生だ。
この曲「ウイル・ユー・ラヴ・ミー・トモロウ」を、女性コーラスグループが歌い継ぐ。
自らシンガーとなったキャロルは、続いてステージで「空が落ちてくる」を力強く歌いだす。
と、"oh,baby"のところで、キャロル・キングがステージに登場。
万雷の拍手のなか、まさにご本人登場、ミュージカルキャストと合唱。
たいへん感動的な映像だ。
キャロル本人は大変元気そう。結構高いヒールにパンツスタイルで颯爽と登場し、ジェシとハーモニーを繰り出す。
2008年の来日公演の温かい雰囲気を思い出した。
彼女とともに「ウイル・ユー・ラヴ・ミー・トモロウ」を生んだ作詞家でありかつての夫、ジェリー・ゴフィンが亡くなった。
キャロル以外の作曲家とは、ホイットニーの「すべてをあなたに」、ダイアナ・ロス「マホガニーのテーマ」、ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック「愛のセレブレイション」などを作詞。
"Saving all my love for you"を「すべてをあなたに」というのは、いい邦題だ。
「愛のセレブレイション」は、ちょっと安易だが。
「マホガニーのテーマ」は、申し訳ないがネスカフェを思い出す。
訃報の扱いは、日本では地味だが、ポピュラー音楽への貢献はレジェンドと言っていいと思う。
「ロコモーション」も「ゴー・アウエイ・リトル・ガール」も「オー・ノウ・ノット・マイ・ベイビー」も「プレザント・バレー・サンデー」も「ナチュラル・ウーマン」も「アップ・オン・ザ・ルーフ」もなかったら。
それはそれは、寂しい世界だ。
夕方のニュースで、ボビー・ウォマック逝去が報じられた。
井上アナが「ウーマックさん」とアナウンスしているのを聞いて、ああこの人はウーマックさんだったんだとハッとする。
正直、ソウルミュージックをあまり聴いていないので、自分にとって一番近しいのはトッド・ラングレン"Want of a nail"だ。
アルバム「ニアリー・ヒューマン」の1曲め。ハープの音ではじまり、ストリングスにのるトッドとボビー・ウォマックの掛け合い。ホーンもバックボーカルもふんだんに入っている絢爛豪華な構成だ。
この1曲めで、アルバムへの期待が高まる。
文献によると、当初、トッドはピーター・ゲイブリエルとのデュエットを想定したそうだ。
ストーンズがカヴァーした"It’s all over now"は、もともとボビー・ウォマックが自己のファミリー・グループで発表した曲だ。あたりまえのようにストーンズの名前を出したが、わたしがこの曲を知ったのは、ライ・クーダーの演奏のほうだ。「パラダイス・アンド・ランチ」収録の、ちょっとレゲエっぽいのんびりしたヴァージョンが好きだ。
「110番街交差点」など聴いて過ごす。
参考 ポール・マイヤーズ『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』 2011 P-Vine BOOks
井上アナが「ウーマックさん」とアナウンスしているのを聞いて、ああこの人はウーマックさんだったんだとハッとする。
正直、ソウルミュージックをあまり聴いていないので、自分にとって一番近しいのはトッド・ラングレン"Want of a nail"だ。
アルバム「ニアリー・ヒューマン」の1曲め。ハープの音ではじまり、ストリングスにのるトッドとボビー・ウォマックの掛け合い。ホーンもバックボーカルもふんだんに入っている絢爛豪華な構成だ。
この1曲めで、アルバムへの期待が高まる。
文献によると、当初、トッドはピーター・ゲイブリエルとのデュエットを想定したそうだ。
ストーンズがカヴァーした"It’s all over now"は、もともとボビー・ウォマックが自己のファミリー・グループで発表した曲だ。あたりまえのようにストーンズの名前を出したが、わたしがこの曲を知ったのは、ライ・クーダーの演奏のほうだ。「パラダイス・アンド・ランチ」収録の、ちょっとレゲエっぽいのんびりしたヴァージョンが好きだ。
「110番街交差点」など聴いて過ごす。
参考 ポール・マイヤーズ『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』 2011 P-Vine BOOks
気になるニュースが盛りだくさん
とほほなおっさんのニュースやら、好物のお菓子から身元が判明した婦人のニュースやら。
うまく話を聞き出した市の職員はファインプレーだ。
何というお菓子なのか相当気になる。
我が家では「うなぎパイ」説が有力だが、意外と「さくら棒」かも知れんぞかあちゃん。
あと、ポール・マッカートニーの誕生日、サプライズパーティに臨席した「元ビートルズメンバーの家族」って誰だろう。気になる。
それらはさておき。
久々にミュージックマガジンを読んでいたら、ナット・ウェラーのアルバムレビューが載っていた。
ポール・ウェラーとD.C.リーの息子さんだそうだ。
おお、なつかしいぞ、D.C.リー。「マネー・ゴー・ラウンド」の人だね。
親父さんのツアーで来日するうちJ-POPにいたく感化されたというナット君、どうやら日本のマーケットでのデビューらしい。
ナット君のツイッターを読んでみると、もっぱら東京でプロモーション活動をしているようだ。
評者の安田謙一氏は、「本人はもっとゴスなヴィジュアル系を目指しているんじゃないか」と記している。
検索で出てくる画像は確かに、隈取みたいなアイラインに、涙なのか鼻血なのか顔面に謎の装飾を施した写真だ。
それらがナット君本人なのかは未確認なのだが。
大槻ケンヂ・リスペクトか?と思ったものの、ツイッターには自作とXジャパンの作品がCDショップで並んでいて感動しているさまが。
ヴィジュアル系のことはよく解らない。
アルバムのジャケットは、かつての親父さんを彷彿とさせる、端正でファッショナブルな感じなのだけれどな。
で、公式サイトで聴いたデビュー作は、英語の歌詞にところどころ日本語が混じっていて、韓流の人たちが踊りながら歌っている曲みたいな感じだ。
韓流のこともよく解らない。
いずれにしても、高校生の頃ザ・ジャムに感銘を受けた身としては、そして長らく洋楽というものに憧れていた身としては、なんとも驚きのニュースではある。
とほほなおっさんのニュースやら、好物のお菓子から身元が判明した婦人のニュースやら。
うまく話を聞き出した市の職員はファインプレーだ。
何というお菓子なのか相当気になる。
我が家では「うなぎパイ」説が有力だが、意外と「さくら棒」かも知れんぞかあちゃん。
あと、ポール・マッカートニーの誕生日、サプライズパーティに臨席した「元ビートルズメンバーの家族」って誰だろう。気になる。
それらはさておき。
久々にミュージックマガジンを読んでいたら、ナット・ウェラーのアルバムレビューが載っていた。
ポール・ウェラーとD.C.リーの息子さんだそうだ。
おお、なつかしいぞ、D.C.リー。「マネー・ゴー・ラウンド」の人だね。
親父さんのツアーで来日するうちJ-POPにいたく感化されたというナット君、どうやら日本のマーケットでのデビューらしい。
ナット君のツイッターを読んでみると、もっぱら東京でプロモーション活動をしているようだ。
評者の安田謙一氏は、「本人はもっとゴスなヴィジュアル系を目指しているんじゃないか」と記している。
検索で出てくる画像は確かに、隈取みたいなアイラインに、涙なのか鼻血なのか顔面に謎の装飾を施した写真だ。
それらがナット君本人なのかは未確認なのだが。
大槻ケンヂ・リスペクトか?と思ったものの、ツイッターには自作とXジャパンの作品がCDショップで並んでいて感動しているさまが。
ヴィジュアル系のことはよく解らない。
アルバムのジャケットは、かつての親父さんを彷彿とさせる、端正でファッショナブルな感じなのだけれどな。
で、公式サイトで聴いたデビュー作は、英語の歌詞にところどころ日本語が混じっていて、韓流の人たちが踊りながら歌っている曲みたいな感じだ。
韓流のこともよく解らない。
いずれにしても、高校生の頃ザ・ジャムに感銘を受けた身としては、そして長らく洋楽というものに憧れていた身としては、なんとも驚きのニュースではある。
因果系までとんでいけ
2014年6月28日 TVファミリー劇場 「緊急検証!」シリーズ
絶対見逃せないシリーズの最新作。
できれば見逃したかった・・・
見逃したままでいれば、安眠できたものを。
なまじ放映日程を知ってしまった今、怖いもの見たさで視聴。
コメンテーターに大槻ケンジ、辛酸なめ子、よくわからないがいつも出ている人、アイドルだという学生の女の子。
そして司会は逸見太郎。
そこにいるだけで何故か因果な逸見太郎。
プロフィール写真の精悍なイメージはどこへやら、ちょっとちっちゃく見えるのは口をとんがらして喋るせいか。
今日は学ランで登場だ。
あれか。平成教育委員会か。
よくわからないがいつも出ているライターっぽい人が先生となって、授業形式で番組がスタート。
先生が進める講義に、アイドルだいう学生がテンポよく反応。
荒唐無稽が盛り上がった挙句、なめ子と大槻が冷静なコメントを言い放つ。
「この番組の話を丸呑みしている視聴者はどのくらいいるんでしょうね」(大槻)。
そんななか、左(先生)を見たり右(生徒陣)を見たり、大槻のコメントをメモしてみたりの逸見太郎。
太郎、働け。
絶対見逃せないシリーズの最新作。
できれば見逃したかった・・・
見逃したままでいれば、安眠できたものを。
なまじ放映日程を知ってしまった今、怖いもの見たさで視聴。
コメンテーターに大槻ケンジ、辛酸なめ子、よくわからないがいつも出ている人、アイドルだという学生の女の子。
そして司会は逸見太郎。
そこにいるだけで何故か因果な逸見太郎。
プロフィール写真の精悍なイメージはどこへやら、ちょっとちっちゃく見えるのは口をとんがらして喋るせいか。
今日は学ランで登場だ。
あれか。平成教育委員会か。
よくわからないがいつも出ているライターっぽい人が先生となって、授業形式で番組がスタート。
先生が進める講義に、アイドルだいう学生がテンポよく反応。
荒唐無稽が盛り上がった挙句、なめ子と大槻が冷静なコメントを言い放つ。
「この番組の話を丸呑みしている視聴者はどのくらいいるんでしょうね」(大槻)。
そんななか、左(先生)を見たり右(生徒陣)を見たり、大槻のコメントをメモしてみたりの逸見太郎。
太郎、働け。