四月の莫迦

2013年4月1日 読書
うそであればよいのに


今から14年くらい前のある日。
東京へ遊びに行って、帰りの電車で本でも読もうと思って、駅で本を買った。
雑誌かなにかで話題になっていて、書籍名に覚えがあったノベルズを、適当に買った。
ハードカバーは重いが、ノベルズなら手頃だ。
飽きてもたいした荷物にならない。

飽きるどころか、車中でどんどん読み続け、あっというまに地元駅についてしまった。

どうしよう。

続きが読みたい。

駅から10分くらい歩くので、歩きながら読めないかと試してみたが、ちょっと無理だった。
急いで帰って、続きを読んだ。

殊能センセーに、ひとことだけ言いたいことがあったのに。

Jorge Calderon、読み方は「ホルヘ・カルデロン」だと思います。
("o"の上に記号が付きます。)